負けやすい思考の克服法
前回の「なぜ負けるのか」に続き、
今回は「負けやすい思考の克服法」を書きます。
前置きとして、FXに於いて"思考"とは、手法よりも大事です。手法の巡り合いもこの思考次第です。だからブログでも何度も出してる訳ですが…。
本当に思考が大切と思えば、トレードは変わります。大切だと気付かない場合は目先の手法に囚われてる(特に初心者〜中級者)からチャートに打ちのめされたりします。
負ける事ばかり考えていては運も引き寄せられないので、トレードは自分が一番上手いってぐらい自信を持って行ってくださいね。強気にいかないと段々と自信喪失してしまいますので。
負けが多い時に考えてしまうのが、リスクリワードやメンタルの弱さ、損切りの甘さなどですが…殆どが関係ありません。
関係がないというか、そういうものは普段から証拠金と相談して決めておくべき事で、負けた原因や勝てない理由ではないですよね?
単純に1回ごとのエントリーがプラスで終わってないから負けてるだけですね。
誰が考えても回数して負けが多ければ証拠金も減り続けます。さらに国内でFXをしていたら預託証拠金ほどロット打てないのに少しの負けでもダイレクトに打つロットが減ってきますし、取り返しも難しくなります。
そして、要はチャートが読めていないというだけの事で、今の手法を根本的に理解していないか、突き詰めて検証して使える様になっていないかです。
また、現実的にその手法や分析法が、本当に相場と合致するものなのかという基本から崩れる疑いもあります。それは置いといて…
要はチャートが読めていない時に負けるので、読めてる時にトレードをすれば良いのですが、負けが多い時や多い人には共通してこの様な特徴があります。
✅今日も利益が欲しい。トレードしないことが損した気分になる人。
✅今日のドル円、今の動きをどう見るか気になる。
✅人の分析ブログやファンダメンタルを出してる人の情報で気持ちが揺れる。
✅今のチャートを見てどこでエントリーするかタイミングを見ている。1分足、5分足中心。
✅負けたら取り返そうとする。
✅スキャルで勝ってる人がいるから自分もそうしたいとトレードする。
こういう考えは負ける思考です。
普通に誰しも持っていると思ってしまいますが、勝ってる人は持っていません。
今の動きを知りたくて誰かの分析を聞きたいというのは、自分の分析に自信がないからですね。
ファンダメンタルも関係なく全てテクニカルで判断できますし、ファンダメンタルで動いたチャートも全て過去に載ってますので、チャートだけを読めれば先も読めます。
先が分からないのは検証の対象が未来ではなく過去から得られるものしか研究していないからです。過去は過去で、同じようなパターンはいくつも出てきますが同じではないんです。
次に、今日も利益が欲しい、今エントリーするタイミング、誰かが勝ってたら自分も、そして負けを取り返したい…
これって全部今しか見てませんよね?負ける時・負けやすい人は毎日トレードして毎日勝ちたいと思っています。
これは自分の身勝手な都合がいい時間軸で考えてるから負けます。
勝つ人は、簡単な時しかエントリーしませんし、難しい事はしなくて良いと考えるので、毎日トレードしようとは思ってません。
そう…勝ちやすい人は、分析法がしっかりしてる上に、勝てる時を知っているんです。
しかも、今の自分の時間軸ではなく、相場の時間軸に合わせます。どういうことかと言うと、
✅ローソクに勢いがない、レンジ区間の見極め、揉み合いになりやすい形や時間帯とパターン、逆行が起きやすい通貨ペアを知る
✅今が無理そうならじっくり観察してシナリオを練る。勝機が来るまでじっくり待つ(相場の時間軸)。
負けても、今ではなく、チャンス待って大きく取り返せるまで動きを見て狙うんです。
ということは…
今日も稼ぎたいと数を叩くスキャルピングが一番負けやすいんです。所謂無駄打ちです。
利益を取りたいと思ってるのは自分で、勝手な時間感覚でトレードしているからで、ローソクはそんなスピードでボラティリティを作ってませんよね。ここが噛み合わないことには利益にならないんです。
相場の時間軸でトレードを考えると、負けを減らせます。
理由を知らない間は待つことが出来ませんが、理由を知れば相場の時間軸を考えられて待てますね。
月曜日から3日間勝てても残り2日で今週マイナスになるなら、週に2回エントリーでプラス益の方が証拠金は増えます。
それでも、毎日スキャルで勝ちたい場合は、波動が読める分析力を身に付けるしかありません。今日の、明日の波の読み方が分かれば一定方向のみでスキャル出来ます。デイトレーダーはそれを底から取りに行く分析です。
今の目先の動きをインジケータやオシレーターで見て乗せられてはいけないんです。
MTF分析・ダウ理論・グランビルの法則(移動平均線)、これを徹底し、それでも負ける様であれば私の有料講座を受けるか、先ずは私の方に聞いてください。チャートの動きの原理を知ればさらにエントリー根拠が増えます。