calculation

 



計算方法


残高=有効額+評価損益+可能額(余裕証拠金)

レバレッジは、
必要証拠金を決定する「口座の上限レバレッジ」と自分で決める取引ロット(数量)による「実効レバレッジ」があります。



必要証拠金

 

注文レート×通貨数量/口座上限レバレッジ

※クロス円以外は×円レート


実効レバレッジ

 

注文レート×通貨数量/証拠金

※クロス円以外は×円レート

複数ポジションがある場合

必要証拠金×設定レバレッジ/有効証拠金


実効レバレッジから通貨量

 

有効証拠金×実効レバレッジ/注文レート


余裕証拠金


(残高+評価損益)-必要証拠金


証拠金維持率

 

(残高+評価損益)/(注文レート×通貨数量/口座レバレッジ)×100%

※有効証拠金/必要証拠金と同様


損益


通貨ペア=基軸通貨/決済通貨

決済通貨が円(クロス円)
(レート差)×通貨数量

決済通貨が円以外
(レート差)×通貨数量×円レート


クロス円1,000通貨で0.1pipsは1円の損益です。


収益額から期間獲得pips


決済通貨が円(クロス円)
(期間収益合計/平均取引通貨数量)×100



XAU/USDの必要証拠金


市場価格×ロット数 × コントラクトサイズ(取引単位)/ 口座レバレッジ 

×現在レート(JPY)=必要証拠金(JPY)


レバレッジとは


「レバレッジ(leverage)」は直訳すると「てこの作用」で、小さな力で大きなものを動かすことを意味します。


FXにおける「レバレッジ」とは、元手の資金以上の金額で取引できる仕組みです。


こう聞けば10万円を預ければ国内の個人の上限レバレッジ25倍で「250万円」のFX取引をする、「240万円の借金をする」と考える人が多いですがこれは間違いです。FX業者は貸金業者ではありませんし、口座全体の25倍の取引などしていないからです。



レバレッジを使う一番のメリットは、少ない資金で大きな取引ができ、資金効率よく運用できることです。


レバレッジは、注文に使用する"資金"にかけるもので残高と言っていないことに注意してください。



クロス円の通貨ペアの場合、1通貨単位の取引では1pipsの動きで0.01円の利益です。1円の利益にするには100通貨づつ注文を入れる計算になりますが、1ドル=140円で100通貨は14,000円です。


1日1万円の利益を20pipsで取るには5万通貨の最低700万円+余裕資金が必要です。

効率が悪いですね。


実効レバレッジ1倍(等倍)では顧客も業者も利益効率が悪いのでレバレッジが必要になってきます。レバレッジが高いと業者のリスクが高まるので上限が抑えられてます。



一方では、レバレッジの設定次第では大きな損失を被るリスクもあります。外貨預金では、10万円を資金とする場合は10万円分しか投資(注文)できません。
しかしFXでレバレッジを活用すると、



✅ドル円150円時、10万円の残高のうち10,000通貨注文で使う「必要証拠金額」が、外貨預金のレバレッジ1倍の場合は150万円掛かって買えないところ→FXのレバレッジ25倍では1/25の6万円で良いというのがレバレッジです。

これなら残高10万円あれば10,000通貨の取引が可能ですね。


このように、口座残高ではなくその中で使う必要証拠金(資金)の25倍がレバレッジ1倍の時の金額になる計算です。

1/25の資金で同じ取引(利益と損失)が出来るようにしてくれているのがレバレッジです。



上限を25倍として必要証拠金を計算し、ご自身で1〜25倍の実効レバレッジ(残高に応じたロットを調整)を決めて取引を行うというのがFXです。

このように、口座残高の25倍ではなく、外貨購入の1/25の資金で同数量の取引が出来るという計算です。FXをしてる人がレバレッジを正しく説明出来ないといけないところです。


業者がお金を貸してるわけでもなく、どこにも借金していないんです。10万円の中でしていることが分かると思います。

さらに言えば、FXは外貨購入と違い、レバレッジ25倍の口座でロット取引(この場合10万円内)した場合の「結果の損益で残高を加減算」する差金決済です。



余裕証拠金がなければ取引出来ない


残高10万円のうち、取引に使用する必要証拠金が上記のレバレッジ25倍の場合の1万通貨では6万円でした。

10万円との差額4万円が取引では必要です。もし10万円全部でロットを入れて注文すると、空き余裕がなく数十pipsも進まずロスカットになります。

※ロスカット100%の業者の場合


FXはこの余裕証拠金の空き容量が多いほど有利になるため、ご自身でロット計算して必要証拠金を抑え、尚且つpipsが動いた時の利益額や損失になる時の損益バランスから資金効率を考えてトレードすることが大切になります。

実効レバレッジはロット調整で変わります。

実効レバレッジの表示がない場合は、ご自身で全ポジション合計の実効レバレッジを計算しないと詳細は分かりません。計算が手間なので普段から証拠金に対する適切な(許容範囲の)上限ロットを決めるようにしましょう。


最大レバレッジは高い方が有利


国内のFXは個人の場合、レバレッジ上限が25倍(証拠金率4%)です。

イギリスでは主要通貨は30:1、アメリカは主要通貨は50:1。海外のグローバル展開しているブランドではレバレッジ50〜500倍が平均で、高い場合は1,000〜3,000倍があります。


25倍の国内から見ればとんでもなく高いレバレッジで、大きな博打や借金をするかのように捉える人がいますが、上記のようにレバレッジとは取引に使う【数量に応じた必要証拠金】を決めるものです。


1,000万円の同じ車種を、1,000万円(外貨預金)で購入する人、40万円(レバレッジ25倍)で買う人、1万円(1,000倍)で手に入れる人がいると思えばお得さが分かるでしょう。

設定レバレッジは業者によっては変更可能な場合がありますが、わざわざ下げる必要はありません。自ら必要証拠金を値上げしてもらうようなものになります。


【国内の最大レバレッジ25倍】

✅ドル円150円時、10万円の残高のうち10,000通貨注文で使う「必要証拠金額」が、外貨預金のレバレッジ1倍の場合は150万円掛かって買えないところ→FXのレバレッジ25倍では1/25の6万円で良いというのがレバレッジです。

これなら10万円あれば10,000通貨の取引が可能ですね。



【最大レバレッジ1,000倍の場合】

ドル円150円時、10万円の残高のうち10,000通貨注文で使う「必要証拠金額」が、外貨預金のレバレッジ1倍の場合は150万円掛かかって買えないところ→レバレッジ1,000倍では1/1,000の1,500円で良い

これなら10万円あれば10,000通貨の取引は、98,500円の余裕証拠金の空きが出来ます。



国内→必要証拠金6万円(余裕証拠金40,000円)

海外→必要証拠金1,500円(余裕証拠金98,500円)


これは残高10万円の内の1万通貨の取引なので「実効レバレッジ・利益・損失」は国内も海外も同じトレードです。同じことをするなら口座レバレッジは1,000倍の方がお得ですね。だから人気があります。


残高10万円の時に、1万通貨の取引は国内・海外も「実効レバレッジ」は同じで、変わるのは証拠金維持率です。


資金10万円で×25倍の250万円の手持ちにないギャンブルをするのとは違うと分かりますね。

あくまで"外貨預金で例える"250万円(最大)分の通貨量と同等のことを「FXでは10万円でできる」というだけです。

FXで資金10万円の場合、必要証拠金で10万円使えばトレードの余裕が保てなくなるので、実効レバレッジを把握し抑える必要があります。



実効レバレッジ=ロットは自分で決める


口座の最大レバレッジが1,000倍のように高い場合は気を付ける注意点があります。


✅それは、取引でロットが入ってしまうこと。

FXは「実効レバレッジ」1〜1,000倍分になるロットは自分で調節するので、実効レバレッジを把握しておかないととんでもないハイリスクなロットでも気付かない初心者がいます。

国内業者はレバレッジ25倍が上限のため、実効レバレッジが25倍を超える注文は入りませんが、海外口座はレバレッジが1000倍で実効レバレッジを上げれるので自分で計算してロット調整する必要があります。


そのため、残高が5万円なら実効レバレッジ15では5,000通貨まで。10万円の時は10,000通貨までと決めておくのが大切な資金管理です。いくつかポジションを取る場合はその合計で上記を超えないようにします。

気付いたら実効レバレッジ200倍、300倍になっていたということになれば、ロスカット0%の場合は含み損が膨らんだ時に予期せぬ変動で全額を失う危険性もあります。



維持率だけで見れない危なさ


証拠金維持率の%表示だけでポジション保有の危なさを計れません。

ポジション保有中、証拠金維持率が5000%の場合、今の必要証拠金分の100%を差し引き4900%で、上限レバレッジに達するまで49回同じロットを入れれる%です。


では…1000%というのは?

あと9回同じことが出来るという%です。


維持率は有効証拠金を必要証拠金で割るので、設定レバレッジが低い場合は維持率が低く、逆にレバレッジが高いほど%が多くなります。

国内・海外で残高や数量が同じでも、維持率が違うのはレバレッジで必要証拠金額が変わるためです。


最小ロット=最小通貨数量でポジションを取った時の計算で維持率が5000%の場合、現在が1000%なら80%は余裕枠が使われてることになります。

MAXで250%(国内25倍レバレッジ)の計算になってる場合、現在125%は50%減少です。

このようにMAXからの減少幅を知ることが大事です。維持率%はレバレッジで変わるため危なさの指標ではないことを知っておく必要があります。



最大レバレッジの低さが引き起こす問題


最大レバレッジが高いことで引き起こすデメリットは、沢山のロットを入れてしまうことです。次に、最大レバレッジが低い場合のデメリットを紹介します。


先ず、上記計算で分かるように必要証拠金が高い点。必要証拠金が高くなると、それだけ用意しないといけない残高(必要証拠金+余裕証拠金)の入金が必要ということです。


初心者やトレードで負ける人はどういうことが起きるかご存知ですか?

ロスカット100%で必要証拠金が守られるから安心とたかを括る方や最大レバレッジが低いから安心を売る人がいますが、上記10万円の資金で、6万円の必要証拠金(1万通貨)、余裕証拠金が4万円という状況では、勿論取引は可能です。しかし、

取引はたった数回程度ですか?


4万円の余裕で1万通貨の取引…10pipsづつ負けた場合、△1,000円づつ減ります。何回かトレードしてる中で残高59,000円になればもうトレード出来ません。

必要証拠金がもっと安い通貨に切り替えれば取引出来ますが、そこで勝って利益を取って行かなければまた1ロットも打てなくなり、気付けば残高20,000円…。


もっとこうすれば勝ててたと思えば入金しますよね?また10万円で再スタートするには8〜10万円です。貯金があれば良いですが、何回もそういうことになれば嵌る人は借金を作ってまで入金するようになります。次こそは次こそはと万単位。


取り返すためにはもっと資金を用意してロットを上げればいいと…次は20万円入れるかもしれません。しかし、技術が上がってないのに入れた資金はもっと早く失います。また同じように20万円失う危険性が高いですね。

利益pipsが小さいトレードスタイルの人が、一度失った資金を回復するには回数の成功が必要です。その回数トレードの最中にまた失うんです。技術がない人が鍛えるまでにするトレードは典型的に陥ります。

そうなる心理を知ってる人がいるから国内業者を勧め人がいるかもしれません。


ハイレバトレード(高実効レバレッジ)はギャンブル要素が大きいですが、低レバレッジというのは資金数十万〜数百万は必要で資金ギャンブルになる危険性があります。

負けても回復させれる技術がない方や初心者に、最大レバレッジが低く最小の通貨量が多い会社を勧める人は、本当にFXを知らずどうなるか想定出来ていない悪魔な人か国内業者のアフィリエイトをしてるかです…


ミニマムロット(最小)が10,000通貨だから1,000通貨の会社を選べば良いということではなく、上限が低レバレッジというのは、資金がなければ増やしていける確率が圧倒的に下がるんです。

即ち負ける方が多いシステムとも言えます。プラットフォームもトレードを知らない人達が開発してるとしか思えないものが多いですし、テクニカルが出来ている人は使いにくいものです。

海外口座では普通に勝っていても国内に移って低レバで効率が悪くなる資金管理に慣れずにトータルで負ける人が多いのはこれが問題だからです。また、肝心なところでポジションを入れれない低レバレッジ(証拠金圧迫)では回避術が生まれません。


言い換えれば初心者の時から資金を用意出来ない人が技術を磨けるまでの数年間低レバレッジ口座で勝てるレベルまで登れる人は極めて少ないということです。資金がもたないのと精神的にも追い込まれるからです。同じ日本人の会社だから安心ってことはありません。

最低が1万通貨の口座の適正資金は100〜200万円以上です。



やがて…自分はFXに向いていない、でも稼ぎたいという考えに陥って裁量トレーダーを諦め、EA代理店に騙される道に行く人もいます。その発端は低レバレッジの陥るデメリットを話さず勧めた人が原因になります。

だから一刻も早くトレード技術を身に付ける必要があります。そして会社を選ぶこと。テクニカルを持たずに資金投入は業者だけが喜びます。そうならないためにも、自分や家族が喜ぶためにも、計算ぐらいは出来るようになってテクニカルを鍛えてください。

FXはもう少し伸び伸び覚えないと…



複利計算を出せば要注意!


私は週の利益が少しでも増えていれば良いぐらいに考えてトレードしていますが、その利益率は相場の取れやすさや、忙しくてトレードしない時もあって平均すれば時々で色々です。

この時点でもう「複利計算の対象ではない」ですね。


絵に描いた餅

FXの初心者や素人ほど、利益を複利計算して今週・今月これだけなら数年後には……と電卓を叩いて考えます。

複利計算でこれだけ増えるなどと、そそのかす詐欺師かのどちらかがよく複利で語ります。


毎日トレードで上手く利益を積み重ね、利益を元本に組み込みロットを上げていく複利の利益で年間トータルの利回りを大幅にupさせれる人はほぼいません。


堅実な人なら、簡単にロットを上げず、勝って証拠金が増えれば損切り費用が増えたものとして一定ロットで利益を積み上げます。この方が勝つほどに実効レバレッジが下がってリスクが軽減されていき、さらに勝てるようになるのを知ってるからですね。

利益を得て資金が増えれば、移動や出金で本当の利確をさせます。証拠金は減少するのでここで複利計算は途切れます。常識で考えてもトレード口座にある段階でリスクに晒してる資金なので安全のために出金しますね。

証拠金が減ればロットを下げなければ実効レバレッジが上がったままでリスクを高めます。実トレードでは複利計算のように増える訳がなく夢物語なんです。


ロスカットと追証

 

ロスカットとは、有効証拠金が必要証拠金額が下回った時から、証拠金維持率が規定の%を下回るとロスカットが執行されます。

顧客の損失拡大を防ぐ措置がロスカットです。

防ぐといっても損失には変わりません。残るのは必要証拠金の部分だからです。


【A】

✅残高10万円で必要証拠金が6万円、マージンコールが100%でロスカット基準が50%の場合。


維持率100%から下がると追証が発生します。

エントリーの方向が逆行してる場合、残高10万円が含み損により有効証拠金が減少していきます。


必要証拠金の6万円の100%は6万円、50%の3万円がロスカット基準となるので、この場合は

①40,000円の含み損が発生

残高10万円→6万円の時点でコール

②さらに含み損△45,000円に増えて残高55,000円

この時点では維持率が100%を切っており、△5,000円の不足が発生(追証)しています。

③入金して追証を解消させないと強制決済されます。②でいうと45,000円の含み損時です。これはロスカット基準50%になるまで待たずに執行されます。


【B】

✅ロスカットルールは各社で違いがあります。

ロスカット基準100%の業者では、必要証拠金が守られるので、基本的に上記のような執行されるまでの追加証拠金(追証)はありません。


【C】

✅海外口座の場合

マージンコール80%、ロスカット20%

この場合、証拠金維持率80%で通知され、20%になればロスカットされます。



国内の業者【A】の場合は追証が発生します。急な価格変動で維持率がロスカット基準を下回り、0%以下でマイナスになった場合の損失は補填(法律で)しなければなりません。これは国内【B】も同様です。

【C】のゼロカット採用(ライセンス規定)の海外業者の場合は追証なし・原則損失補填もありません(ゼロカット)。






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