★★ 上達とは…気づくことが大切

 



★★ 上達とは…気づくことが大切


これはFXに限らず、色んな分野で該当し、鍛錬する時に必要不可欠なものです。


ここではFXに関してのことを書きますが、FXの勉強では、特徴としては規範となるものが少ないことが挙げられますね。


以前にも書いてますが、教本やテキストでこれを覚えれば良いという基本書がないことです。無いことはないんですが、広く浅くネットを見ていたら無い状態です。


勉強の自由度が高いがゆえに…分からない時は全く答えに近づける手掛かりも掴めないまま時だけが過ぎていきます。


気づくことが大事というタイトルですが、何に気付くべきか…


上達していく中身は勿論、テクニカルで知るべきことは沢山ありますが、これはそういうことではなく、物事の組み立てや流れの中でのものです。



ビギナーの間は、何かと具体的な例や直接的な手解きを欲しがります。

何も分からないから、テクニカルでは具体的にこうする、チャートがこうなればこうする、というものを欲しがる傾向にあります。

例えば、ホームランバッターなりたいからって、明日からホームランを打ち続けれる方法を知りたいといった感じです。



気持ちは分かるんですが、「それを覚えられたら上手くなる」という「スイッチ」のような捉え方をしていることが多いですね。FXをゲームアプリのように捉えてるとこういう考えを持ちます。


だから、Q&Aサイトのようなところでは、答えが無いとか誰も教えないといった誤解が生まれます。



これは大きな間違いです。

物事の上達には順序があり、まだできていない時に説明しても分からないことが多くあるからです。


気付いてない人に言っても、「それを大事に思っていない時」は全然重く受け止めません。

このように、今の段階で不可欠な内容でもスルーされてしまいます。



上達が早い勘の良い人は…ビギナーでもそこに触れてきます。気付く点が他とは違っていたり、大事な論点で気付くことが多いんです。

多数が見落とすところをしっかり気付いて論点を吸収できる人は、「鋭さ」や「箔を付ける」といった風に、何か真剣にやっていることがある人は外見からも立派になってきます。

どの業界でも一流の人は「姿勢」と「目」が違います。



FXの最初の頃というのは、自分で色々情報を探したり、テクニカルや手法を探して吸収しようとしますね。

こういう時は、「相場を読み解く武器」が何かも正解が分からないから、どんな手法が良いのかなという漠然とした勉強方法しか取れませんね。

何が正解か分からないから、人が言ってることも真に受け止めないし、受け止められないほど違う方向を向いてることさえあります。


リアルトレードで結果が出なければ、情報をもっと探そうとする考え方になり、闇雲な検証作業が追加されていきます。さらに色々な勉強方法があるんじゃないかと想像し、もっと動画などから情報を得ようとしますね。



勉強にも中心となる「芯」が必要です。


⚫︎テクニカルでも、どんな方向性でやって行くのか、

⚫︎それはどんなトレードを叶えることなのか、

⚫︎将来、チャートを見て何が分かることを目指すのか


そんな目的もなく、ただ勉強してると言っても、何も得ることなく情報を知ることに神経を注いでも、情報をまとめてインプットできず、まとまっていないからチャートを見て実戦でアウトプットできません。簡単に言えばいくら情報を入れようと取り出せないし役に立たないということです。要点を突けないから錯乱状態で勉強しても余計に混乱します。



⚫︎相場で戦うにはこれが必要

⚫︎自分は戦いの中でこれが身に付いていない

⚫︎このような見れる技術がないから強化しなければいけない


という課題がなければ、何情報を見ようと、トレーニングしていく段階を踏めないし、結局は勉強ってただ見て読んでるだけで、「上達のプロセス」を正しく歩んでいないことになります。


その結果、いくら勉強してもFXが上手くならないとか、思うように利益を取れない、勝てないといったことになります。

その段階の人に、FXはこれが大事と言おうと、テクニカルはこういうことができないと意味がない説明をしても、上の空で真髄に響きませんね。



前述のように、その時に気付かないといけないポイントでしっかり気付き、その次の壁に来た時にまた乗り越えるための論点で気付き、そうやって順番に上達していくものが…


ビギナーで止まる方は、方法論さえ分かればあとはもう出来るという考えを最初から持っているために気付かない思考。


言ってみれば、何一つ気づいていないところでループします。


「そうじゃない」と言ったところで、聞く耳がなければ大事なことをスルーし、自分が思っている上達方法と違うことは全く受け入れず頑固で、何の方法を見ようと結局トレードで上手く行かない。

というのが何も進まない人の典型パターンです。



トレードが上手くなることや、勝っていける人は、それだけやってきてることを知らないといけませんし、1日2日の短期間で出来上がったものではないことも、その習得にどれだけ時間をかけてやってきたかも知る必要があります。


ローマは一日にしてならず、石の上にも三年、でやってきてることを感じ取れない人は、やはり結果は見えてきます。



今の段階の答えはあっても、FXに答えがないという人は見えていない人と言わざるを得ません。


上達するために気付くことというのは、結論的に「洞察力」「読解力」になります。同じことや文章中で読解できる・理解できる、分かろうとできるかが「気付きの差」になり、それが上達していけるかの差に繋がってきます。



論点は「点」として分けて習得し、その点と点を結んで「線」となり、線が「柱」になって技術が深まります。技術とは一つの手法ではなく、一つの技術分野です。技術の集合体という感じです。

一度、線になってもまた点に戻りますし、身に付けるってことは付かずに離れることもありますので、繰り返し強くしていくことで、太く安定した柱にしていきます。


テクニカルは技術なので、浅いところで考えてると、数年しても本当は何も気付いていなかったということも起きます。

テクニカルの専門分野を絞り、揺らがず、決めたら時間をかけてじっくり打ち込むことが大事です。


小さな論点一つでも正しく正解を導き出して、繋げて組み立てて行くために、小さな正解を積み上げないと大きな一つの技術が完成しない、そういうイメージです。



上級者がこれだけやっていれば負けはしないというものと、

初心者がこれだけ覚えれば勝てるという想像のものは

一致していません。






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