負ける時(方)の思考/エントリー前から勝たなければいけない!
我を忘れる時
トレードで負ける時、トレードでいつも負ける方はどういう思考で挑んでいるか…
今日はこの様なテーマで書きたいと思います。
トレードをしているとどんなに相場が読める人でも、どんなに勝っている方でも損切りしないといけない場面が出てきます。
潔く損切りして次のチャンスで乗る判断が早ければ損小によりトータルでプラスにも出来ますが、スキャルピングで少しの含み損で切っている人は利確も早くなるため利大になりにくく、また大きくドカンもしてしまいます。
大丈夫だと思ってLotを上げた時に限って逆行されてドカンをします。
取り返そうと頭に血がのぼった状態でLotを張るからですが…相場はドテンで回収出来る時ばかりじゃない冷静な判断が出来ていないためですね。
誰しもそういうことを経験してるものなので、向いていないなど思う必要はありません。
手法の違いによるトレードの負け
スキャルピングのエントリータイミングは1日の中でも沢山ありますが、デイトレーダーは実はそれほどエントリーチャンスがありません。
熟練してくる程その日はトレードしないといったことも出てきます。
これは自分が狙ってる得意なチャートを待っているからですが、負け脳の時は自分からエントリー出来る通貨を探したりエントリー場所を無理に探すことに集中してしまいます。トレード無しでは終われないかのように…
相場は自分が思うように動いてはくれない上に、平気で裏切るものです。
この流れはロングのはず…
エントリーした途端に逆行された…
FXは上がるか下がるかの2択ではなく、ポジションメイクの段階で間違えば方向が合っていても一時的な逆行で含み損となり戻って来て損切りする事もあるため少なくても利確できるのは1/3の確率になります。
その折角利確出来るタイミングであっても、利確が早すぎると少しのプラスで終わらせてしまい、次にエントリーした時はトレンド転換されていて、方向が間違う事さえありますね。
要はスキャルピングの場合は、常時上下で抜けるわけではなく、デイトレとチャートの見方は同じでも何度も抜ける時に的確に小刻みに入れれるかが命運を分けます。
待てない方
多くの方は、自分はスキャルピングだから1分足、5分足、15分足などを鵜呑み或いはその固定観念で見てませんか?
またいくつもインジケータを見させてそういう教え方をされる方も多いのですが…
上位足を読む事はしているけど、本当の意味で上位足も下位足も読めていないければ下位足のローソクに翻弄されて乗せられて負けます。
どんなに優れたインジケータを使っていても、下位足の波の発生がチャートにどう影響させているか、現在地把握の分析手段を持ち合わせていない人は何年経っても上達しません。
FXはエントリーして当てるのではなく、必ず上がる時、下がる時が事前に読める部分があるので、性格的にまたメンタル的にじっくり待てるかどうかです。
絶対回数…確率論…
こんなことを考えた事があるでしょうか?
毎日トレードして今日は勝った。負けた。
それもその人のトレードスタイルで正しいのですが、毎日しないといけないわけでもなく、難しい相場をゲームのボスステージのようにクリアしなければいけないわけでもないのが投資です。
スキャルピングで有効且つトータルで勝ちトレードで終われる日ってどれだけあるんでしょうか。
私がスキャルピングしていた初心者時は勝率が良くてもトータルでは負けていました。
利益が出る日が有れば帳消し以上に負ける日もあり、ある時考えたのがこの確率論です。
1日のうちに1回大きくpips抜いて終われば勝率100%です。月に1回エントリーなら負けなしでトータルも増えます。
では毎日トレードしていればどうなるでしょう。
勝つ日もあれば負ける日もある。と開き直る事も出来ますが、負けの損失を取り返して疲れて相場が終わる…といった日もあるでしょう。
大数の法則でエントリー回数を増やせば勝ち数も増える……FXの場合は前述の通り相場のチャンス的にハッキリ言ってポチポチする方が負けます。
同Lotで合わせた場合、60勝40敗の勝率60%よりも、5勝10敗の方がトータル利益が上がる勝ちの時もあります。
月60勝するよりも1週間で1勝の月4勝で大きく証拠金を増やせる時さえある…叩く程勝率が1/2になる…これが確率論です。
勝てる場所を探すよりも、如何に負けそうな無駄なトレードを減らすかという思考も大切です。負ける事が分かればそれをしなければ勝てるんです。
番外編…間違った計算
当ブログでもご紹介させていただいておりますが……毎日のトレードで勝っても負けても貯まるキャッシュバックなどについて。
還元率が良い多い口座の場合は1Lot当たり$10(1300円程度)、最小0.01Lot当たりで10円前後貯まっていきますが。チリも積もればで無いよりは良いものですね。
しかし、FXトレーダーがキャッシュバック目的で動かされているのは器が小さい話です。
1エントリーの数量にもよりますが、例えば1回1Lotで5.0pipsのスキャルピングで1日10回エントリーすると過程した場合、5000円×10回+13000円のキャッシュバックとなり63000円となりますが、この中には負けも出てきますね。
キャッシュバックなど必要ないという上昇思考のトレーダーは、1エントリー1Lotで100.0pips抜ける技術を身に付ければ10万円の利益です。
相場を見る目があれば2回同じことをして20万円ですね。10回もリスクある取引をしなくても数倍の利益を確保できます。
スプレッドなど殆ど気にしない海外口座の勝ちトレーダーってこのようにしています。
何のテクニックも学べない所で毎日を過ごし少しの利益で一喜一憂するのも、キャッシュバックを受けて喜ぶのも1つですが、もっと効率的に上手くなって利益率を上げている方もいるということです。
大切な事は…何のためにFXをしているか。
皆んな利益が欲しいはずです。お金目的で投資を始める方が殆どですが、目的はキャッシュバックではなく安定して勝てるトレード技術に注力しなければ変わりゆく相場に対応していけません。
キャッシュバック程度の比ではない生涯利益額の計算ができなければ…入り口でもう間違っています。