海外口座は勝てる確率が上がる理由
FXの取引を行うにはどこかの会社と契約し口座開設する必要がありますが、国内と国内以外の口座のいずれかになってきますよね。
※この記事は特に国内在住の方のみを対象にしているものではありません。
FX環境
レバレッジの話になりますが、国内は25倍で制限されており、海外では200〜1000倍という風に設定されているのが現在のFX環境です。
過去記事でも記載通り、レバレッジは高い方がトレーダー負担が減るのは紛れもない事実です。
◆国内で1ロットを取引しようとすると…
高い通貨を平均に計算しますが、1ポンド=160円とした場合、
160円×最低1000通貨/レバレッジ25倍=6400円
6400円は必要証拠金であってこれだけでは取引出来ません。証拠金維持率が100%を下回るとロスカットされますので余裕資金が必要です。
1ロットで取引するなら最低でもその5倍の証拠金32000円は見ておく方がいいでしょう。
では…
◆海外口座のレバレッジ1000では
160円×最低1000通貨/レバレッジ1000倍=160円
海外の場合、基準Lotが1ロット(10万通貨)ですので、国内の1ロット(1000通貨)は海外では0.01ロットと同じです。これが160円です。
国内は6400円、海外は160円。同じpipsが動けば利益は同じです。
1.0pipsプラスになれば10円利益ですね。
では先程言った国内の1ロット取引をする際の証拠金が32000円あれば海外口座では何ロット出来るかといえば、レバレッジ1000では最高2.00ロット(国内200ロット)出来ます。余裕をみないといけませんので軽く0.50(国内50)ロット出来ますし、これではまだまだレバレッジが高く危険があるので0.10ロット(国内10ロット)という感じになります。
◆比較
国内で10ロット=海外で0.1ロット
取引をしたい時に余裕証拠金5倍で計算した場合の預け入れる証拠金は、
国内:32万円、海外:3万円
国内は凡そ海外の10倍の資金が必要になってきます。
なぜ、海外は勝てる確率が上がる?
上記の通り、危険が少ないレバレッジに下げて計算しても国内の証拠金との倍率が全然違い、用意するスタートラインにも差が生じてくるのが分かりますね。
10倍の資金差が出るということは、海外口座使用者は国内口座の人に比べて10倍やり直しが利くということです。
トレードで失敗、大きく負けてもゼロカットで負債を負うこともありませんしやり直し出来るという安心もありますが、その間にどれだけの成長が出来るかという期間(時間)稼ぎも出来ます。
国内で△5,000円も負ければもう9ロットに減少するので利益は自ずと減っていきます。それを繰り返せば打てるロットが3ロットという風に…
次は頑張って取り返そうと思ってもロット的な条件はさっきより確実に可能性が減ってるんです。
勝てない、勝ちにくい、増やしにくい環境というのがお分かりだと思います。
国内で負ければ…元通りの証拠金まで取り返せないスパイラルに陥りやすいと言えます。そのため最初からLotを入れれる最低10万円単位の証拠金が必要です。
10ロットで10.0pipsづつ利確したら1000円利益ですが、国内で1Lot上げようとしたら32回(32000円)勝つ必要があります。海外口座では今すぐロット0.01ぐらい上げれますが、1万円利益を上げるだけで0.02Lotづつはレバレッジの観点からも本当に余裕で上げても支障がないレベルです。
レバレッジが高いというのは安全に下げてもこうした運用利益にも差が出てきますね。
海外口座では最初に余裕を見てるので負けて証拠金が1万円減ってもまだ余裕で0.08ロットぐらいで増やせるチャンスが残っていますし、最初から国内の1/10の資金でスタートしてるので、仮にゼロカットになってももう1/10資金を足す事も出来ますね。それでもまだ国内の1/5資金しか使っていません。
同じ利益、同じトレード、同じ時間を使ってるのに効率を考えないとこうしたところで経験を積む回数にも差が生じてきます。
投資を勉強しているならなぜ効率を考えないんでしょう。もっと勝てる可能性はあるんですよ。
現在勝ってる方も同様です。口座に証拠金を預け入れてる時点でそのお金はリスクに晒されている状態ですので、少ない資金で同じ事が出来るならここでも効率よく運用した方が違う投資に回せますね。
FXは9割が負ける、4割が撤退というのは国内に限ったデータであるので、海外口座の方はもう少し割合が下がりますし、勝ってる人は必ず考える節税の点からも選んでるはずです。私の周りだけかもしれませんが国内の証拠金100万未満で勝ってる人はいません。逆に海外口座に変えて勝ってる人は沢山います。実際は巷で言われてることと違うんですよ。