★★ 再現性…手法や分析種は考えれば自ずと決まる
★★ 再現性…手法や分析種は考えれば自ずと決まる
トレーダーの勉強は…「トレード」「読書」「検索」「動画」以外の、純粋にチャート研究にかけれた時間です。
テクニカル分析や手法を用いてトレードしていく際、同じことを繰り返せるかの「再現性」は重要な論点になります。
行き当たりばったりでまぐれだった…ではこれは実力外のギャンブルで今後も同じように出来ません。
その再現性を問う問題、というか課題ですね。
ここを考えてテクニカル分析を勉強・訓練していき、実践向きに通用する手法を構築して行くんですが、ただ闇雲に名前がある手法を勉強すれば誰でも一定以上に上達が約束されたものではありませんね。
情報過多で探せばいくらでも手法が載ってる時代、できる人(成長できる人)は初心者の頃からでも、なぜ皆んな苦労してるかを考えられます。
できないことや失敗には必ず理由があるからです。やっていたら上手くなる、資格勉強のように毎日時間を掛ければ出来る、と思って進めてる人が太刀打ちできてない結果をどう考えるかが大切です。
ラインを引くとした場合、
と思ったら3時間後に下がって通過して行った…
翌日見たらショートでもなくレンジになっていた…
こういうのでは無関係な場所にラインを引いてることになります。
トレンドラインとチャネル、ラインから外れて下がり、ショートと思いきや2日後にまたトレンドを作って上がって行った…
よくある動きのことですが、こういうラインは形を見てるだけでエントリーに活かせるラインが機能していませんね。
「主観的ライン」と呼ぶものです。
フィボナッチも同様に、どこかで反応する、38.2や61.8で反応したと見ても、それがどこまで続く波か見れる術がなければ「フィボナッチを信じる」のが根拠で、再現性以前にエントリーしようとする根拠はないでしょう。
含み益になっていても含み損にさせられる逆行…これを先に見れなければ乗り越える先はありませんね。
引く理由が黄金比では、負けも黄金比になります。
そういうところで反発するからとか、ブレイクが多いから、という見聞きした漠然とした理由で引いてたら間違いで、後でローソクが行き先を変更して騙しに遭いやすい根拠が薄いトレードになりがちなものです。
否定してるのではなく、それが正しいと思う人は続ければ良いだけで、私は使わないという理由です。どこで反発するかよりもどれだけ行くか分からないと利益を取りにくいからです。
使えるラインって…もうそのレートでエントリーすれば利益を取れるものですよ。
自分で引いてるのでローソクや波の形状が変われば三角保合やペナントで引いてたラインをコロコロと変えますよね…それって不確かなものを引いてた証拠です。
移動平均線の乖離率や、売買の過熱感、割安か割高、通貨相関関係も、これらは値頃感で大体のトレードをしてるのもそれほど変わらないもので、買われすぎ・売られすぎ…すぎるってどこの基準で言ってるかを知らないと…
今のローソクの至ってる状況を把握する環境認識も、今を見て判断するのと、未来を見据えて過去〜現在〜未来の軌道のどの部分を今見れてるかの現在地分析は違います。
説明が難しいですが、現在から50pips進みそうならスキャルで入れる人がいますが、50pips戻した後に100pips進む場所なら、今を見て判断する人はヒゲに変えられて損失で終わるケースも多々あるってことです。時間論の概念がなければ…
このように基準の置き方・捉え方で変わります。だから平均や中央値を知ることも大事になってきます。損切りしたら後で方向に行って取れてた…というのもこうしたことを分かってないからです。そこには、為替は全て情勢等で決まって動いてるって思ってる頑固な思考があるかもしれませんね。
トレンドラインも含めて、目で見てそれがトレンドになってると思っていても…
指標に被せて入ったと言われる為替介入では、多くの人がロングで損失を出してますね。皆さんもご存知のようにずっと上がってた相場(円安)です。
ショートは200〜300pipsの位置で行き来してましたが、後でレートを戻してロングになろうと、読んで狙ってエントリーした後に利益にした人が取れるのがトレードです。
⬇️このようにチャートを読んで
⬇️エントリー
クロス円でロングを注意してたのがテクニカル?
結果はそれぞれあると思いますが、それも込みのチャートです。
回避術もテクニカルの1つなので、運で片付けずに今後に活かして欲しいと思います。テクニカル的には下げるサイン・シグナルがありました。ローソクだけのチャートの人は結構指標でやられたと思います。
話を戻して、「再現性」という部分では、トレードは一時の反応を探すものではなく、繰り返し同じことが起きて、自分でチャートを読めてエントリーできる根拠、それを見れる確かなものがテクニカルと呼べるものですよね?
ではなぜ、不確かで失敗してるもの、騙しに遭いやすいもの、いつまでもチャートの動きが分からないと疑問を抱きながらもそれを使い続けてるんでしょう。そこには大きなヒントがあり改善点が隠れています。
再現できる有意性が高い論法って、考え抜いていけば、チャート分析やトレードは自分がしたい時に
⚫︎利益を取りやすい時はいつ来るか
⚫︎今エントリーすれば取れない
⚫︎エントリー後はどこまで到達するか
など、分からないと困るものは全部「現在〜未来」のことですよね。過去でトレードできないし過去で利益は取れませんので。
チャートは予測できないなど言ってる場合じゃなく、必要だと思うなら技術を持つだけです。
テクニカルは予測できない、予測するものじゃないと言って、読めない時にエントリーして失うのは自分の残高です。分からないのに入れるのは勘や博打でしかありませんので。
チャートの全ての動きを予知しろって言ってるわけじゃなく、どうしても分からない動きはスルーし、自分が取りたい幅で旨味がある動きを予測出来ればいいんです。
どのように考えても行き着く欲しい情報は、自分がトレードする幅の未来チャートの動きです。楽に勝ってる人は皆んなが知らない方法でチャートの予定を先に知ってます。
では、上記のような誰にでも引けるラインやフィボナッチではダメだと分かりますね。誰もが訓練を必要としないで、覚えて直ぐにできるもので読めるようになってないんですから。
株で資金があるからマイナスになっても戻りさえすればプラス…という方もいますが、トレードはエントリーから大きな含み損を出せばそれは失敗なんです。助かることと成功トレードは違いますから不快なポジションは切らないと。それと極めて低レバレッジで含み損を放置しても痛手を追わないトレードでは何も伸びません。
ラインは補助的に使えば有効でもメインにしていては…という部分です。なぜ難しいか…それは自分で基準を作っていて先を予測するものではないからです。支持や抵抗が分かってもどこまで継続するかは別問題です。
上級者になればもっと上手く引ける…引けはしますが、トレンドが分かってもその先が予測できずに利確しなかったためにやられてるんです。指標ならその前に利確しておけますが、突然のファンドの売りなら知らないテクニカルでは予見できません。
予測って、占いみたいに予知や予言するってものじゃなく、相場の動きの先を予測できて想定できるようにしておく「展開させていく分析」です。
それができれば相場で強くなってきますし、どうなるかが分かるからチャート分析も楽になります。
「展開分析」は私が言ってる名前で、探しても方法はどこにも載ってないでしょう。あっても内容が違います。
ブログで何度も書いてるように、ダウ理論やエリオット、MTF分析、移動平均線、ボリンジャーバンド、水平線、プライスアクション、モメンタムのオシレーター
どれでチャートの動きを全て攻略できるようになるかではなく、複合的な視点や観点でその時の相場に「対応していくテクニカル」の元となるベース理論があるかで使い方も変わります。
同じ移動平均線でも、ベース理論がある人と無い人とでは使用方法は全然違います。表示も違うし見れてるもの自体が全く異なりますので、その種類を勉強したら皆んな同じではないんですよ。
皆んながよく使う移動平均線の数値やデフォルトが良いというインジケーターの使い方をしてるだけで、もう損失出しても良いと言ってるようなものです。
手当たり次第手法をやってチャートを覚えていこうとするから攻略が難しくなります。
海で漁をするには、今日は雨で荒れるのか、台風が来る前かなど気象状況で変わることもありますし、地形や季節で潮の流れが変化して大漁かも変わるでしょう。変化していく自然を相手にするなら状況と先を読めないと。
それらはチャートで起こる現象も似たようなもので、ある動きがあることで引き起こした波の流れや、当たって変化する屈折やクッションも出てきます。
全て1枚のチャート上で起こる相場の自然な動きとして、先を読みテクニカル分析してトレードに活かすので、ライン1つ引けたところで不確かだと言い切れてしまうわけです。そのラインに根拠があるんじゃなく、なぜそこに目印を引いたかの根拠の方が大事ですしMTF分析で分かることの方が多いでしょう。
高値・安値で引くって簡単に超えるし少し行けば止まるところで引いても大きく取れずに戻られます。その理由が分からない点で根拠が薄いものですし、その理屈を勉強しないから上手く取れないんです。
チャートがこのような形になってる…というパターンで引くことが主観。そう見えない人もいますし、ラインが引けてしまうような曖昧に動くランダム相場のもっと上からや下からポジションを取れる分析もありますね。同じ利益なら揺らされないところで入れて余裕の含み益を見ながら過ごせる方が楽でしょう。
皆んながそうしてるから…そう見えたから…って理由では…皆んなが指標で大負けしたから自分も大金を失っても仕方ないで済ませるのと同じ理屈です。
自分だけは違う観点で利益に変えたというトレーダーでなければならないはずです。他のトレーダーが知らないテクニカルを持つとはそういうことですよ。
普通にFXチャートや手法を勉強して、誰でも2択でボタンを押せばトレードはできます。そうではなく一定以上のテクニカルを覚えるなら、常識と思われてるような発想・思考から観点を変えないと見えないチャートがあります。
あるんだと思えない人は深掘りしないし、それで満足ならその人には損失を出すテクニカルでも正解トレードですが、楽に分析できてエリオットやトレンドの入口からフォローできるものとは全然違うってことです。技術はどこまで覚えれば満たされるかは個々の志し一つで変わりますから。
頑固さがあればテクニカルって向上しないし知らずに数年経つものです。
タイトルの通り…
再現性があり、主観的ではなく、考えて行き着いた先に決まったテクニカルがある…
考えていけば、何が分かれば楽にテクニカル分析ができてトレンドに乗れるか…何が必要かは分かってくるはずです。
⚫︎再現性…トレンドに乗れる方法があるかないか(どんな商品のチャートでも同じ読み方で通用するか)
⚫︎客観性…それは自分がそう思うだけなのかどうか
⚫︎確実性…やりたいことと取れるトレードの相違
ここを基準に考えれば使えるものって限られてきますし、予測可能なテクニカルって絞れる…と思います。出来ないものは消去法で消せば良いんです。
チャートの動きは色々あるから小さなpipsを狙うものは部分的に見れば手法は沢山あることになってしまうけど、それはチャート攻略を小さなものや考えで捉えようとしてるからです。スキャルやデイトレ、スイングのスタイルを分けてそれぞれ別のテクニカルがあると思ってるうちはまだ浅い部分しか知らないかもしれません。
テクニカルが効く・効かない通貨って発想も間違いで、技術的分析なのでどんな状況でも読むものがテクニカルです。
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一定点の波形・線形(静)で見る分析か、波動(動)で読んでいくかで大きく違いがあります。
自分が理想とするトレードや、利益は何pips欲しいって、AとBの選択で決めて行けば、こっちの方が良いかなと色々絞れてきますよね?
そうやって出てきた理想のトレードは、今やってる方法やエントリーとどれだけ現実離れしてますか?
結構離れたものであるほど、過去から全然違う勉強をしてきたってことです。
1つ言えることは…
私は分析(読み)は波動分析ベースで、手法(実行)は移動平均線がメインです。
それが好きだから選択してやってること…ではありません。チャートに詳しくなってメカニズムを知り、色々削いでいった行き着いた先がそうだっただけで、これが一番シンプルで複雑なチャートの動きを読むために理に適ったテクニカルだっただけです。
研究課題が多くアレンジが効くからそれを使えるように分析法を構築し昇華させたんです。
※エリオット+移動平均線を勉強しても全く異なる仕上がりなります。
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