★★ 資金効率とトレード頻度
★★ 資金効率とトレード頻度
FXも含めてCFD取引は、レバレッジを使える差金決済のトレードです。
✅トレードスタイルとしては、
短期…デイトレード
中期…スイングトレード
長期…ポジショントレード
がありますね。
これは手法ではなくスタイル(様式・方法・型)です。
時間・日数で区分するか、値幅(pips)で区分するかは様々ですが、一般的にデイトレードは1日以内のポジション保有で、1時間以内はスキャルピング、日跨ぎ・週跨ぎする2日以上のものをスイングトレードと言いますね。
この場合は時間区分ですね。
私の感覚では、50pipsを超えず時間的に3時間以内はスキャルピング、数時間以上〜日跨ぎ36時間はデイトレードの範囲、2〜3日以上をスイングと考えてます。
好みのトレードはそれぞれで、時間的都合によりエントリー〜イグジットまでのトレード時間や、決済方法は多種あります。
どんなスタイルやトレード手法であっても、分析は変わりません。テクニカルはどんなスタイルでも左右することなく、変わるのは取っていくテクニック(手法)の方です。
スタイルで決済の長さや時間しか変わらないのに、チャート・相場の読み方がコロコロ変わるっておかしな話しですよね?
だから分析が変わることはなく、覚えればスキャル・デイトレ・スイング関係なく一生同じ方法で分析できると言ってる理由です。
夜の短い時間でスキャルピングをして毎日の日課の方もいれば、朝エントリーして夕方や夜に決済するペースのデイトレードを好む方や、2週間ポジションを保有してゆったり大きく利益を取るスイングが好きな方もいます。
「時間効率」と「資金効率」の面から、どれが良いのかって考える人も勿論いるでしょう。
中にはスキャルピングが一番儲かるからしていると言う方もいますね。
どれが一番儲かる……。。。
それはスタイルだけで決めれないことです。
億トレはスキャルが多いって決まってるわけでもないですし(デイトレが多いでしょうね)、海外には色んな為替・CFDトレーダーがいて毎日細かくやらない資産家も多いでしょう。
日本ではスキャルが多いというネット情報(何情報?)もあって多くが好む傾向にありますが、しっかり取れない人は利確が短くなり必然的にそこに集まるのでスキャルが増えます。大きく取る人で数円幅ですが、取る方で平均50〜80pipsぐらいの印象です。
逆張りを専門とする方は下位足で10〜20pips利確で回してる方もいますね。
FXは結構な忙しさでエントリーと決済ボタンを繰り返すものだってゲームイメージを持ってやってる人もいると思います。中にはテクニカルがないから上や下と適当に数十ポジションを取って全体でプラスになればいい無計画な人もいるでしょう。
何を見倣うかは好きずきですが、線引きとしては…
エントリー後に含み損時間が少なく狙った通りに仕留めれるかが本道のトレード技術です。
初心者はギャンブルと捉え、アマはゲームと捉え、プロはランダムとフィクストの相場と捉えます。
よくあるトレード例を挙げてみますと…
10万通貨取引の100ロットでトレードする人がいるとします。
勝率60%の平均10pips利確
毎日10エントリー
(有名なBさん)デイトレード〜スイング
勝率85%の平均60pips利確
5日で10ポジション
月単位
1ヶ月はこのようなトレード結果になります。
トレード回数を上げることや、毎日するリスクはチャートを知る人なら分かってることですが、テクニカル分析がまだできていない場合は不用意にトレードしてしまうので、仮に勝っていても無駄打ちの損切りが出てしまいます。
チャートを知るBさんは、取れる時にしかトレードしないスタイルを徹底しており、一週間ゆったりと過ごしてる専業さんと伺える勝ち方と見れますね。
これが仮に…レバレッジが違う業者でトレードしていた場合。10万通貨の必要証拠金は
AさんはスキャルピングだからBさんの5倍ロットの50万通貨でトレードするという場合、実効レバレッジを10倍で抑える時は、口座は800万円キープが条件になります。これで月利15%です。
Bさんも同条件で50万通貨で打つ時がある計算で、一時の実効レバレッジは30倍で構わないという場合、海外口座では約270万円キープでできます。これは月利75.6%です。
✅Bさんの実効レバレッジはAさんの3倍で危ないように見えますよね…
しかし、トレードの質という点で、実は「損切りを40%も出してる」Aさんの方が危ないトレードをしてリスクを高めてます。
RR1:1では、含み損が△30pipsで戻って△10pipsで損切りしてるケースがあり、利益を取れるかどうかの当てに行くトレードです。
Bさんの場合は仮に△30pipsの損切りを出す時があっても損切り費用が出てきますね。
毎日自転車で通勤する道で40/100回は溝にハマるのが普通……これは普通じゃないですね。
リングに上がるボクサーが、40%負けるかもしれない気持ちでしていたら負けるでしょう(相手は殺しに来てるので)。
トレードも完全に100%勝つ、勝てるところを選べるので全て利益を取るつもりでトレードしても、仕方ない損切りを出す割合になるので、気持ちで負けて損切り率を考えてる人は負けやすくなって当然です。
だからやる前から勝率やRRの弱気な計算なんか使えない戦術です。必ず取れると分かるところでトレードするのが基本ですね。
特に精神論じゃなく、弱い者は弱い、技術がない者は負ける。それが勝負の世界ですよね。
最近は女性の方が強気だったりしますよ。
負けると分かる相場では静観し、狙えるポイントまでじっと待つトレーダーの目を持てば、投資対効果と時間効率からの無駄を省いた戦術でトレードできます。それは読める目があるからできることです。
どうですか?面白い効率と思いませんか?
損切り10pipsの設定(許容)で考えてるならエントリーから△30pipsも逆行されてるとトレードが下手です。
△10pipsの損切りに「抑えたい希望」なのと、「抑えれる精度・テクニック」を持ってるのは違いますよね?
希望で資金管理やリスク管理の計算をしても、できないから損切り率が40%なんです。技術が不足してるから向上させたいと思ってる人は計算ぐらい誰でもやってますよね。
トレードを計算上で考えるなら、計算する重点はリスクや資金ではなく、戦略の計算です。
誰でも平等に、最低損切りpipsがある以上は、スキャルピングであっても利益pips、もしくはもっと勝率を上げないといけない理由です。
Aさんは「スキャルだからロット上げて」もっと利益を増やせると思っても、そこで失敗を招きやすくなります。エントリー回数が"毎日多い"というのは相場を読めてないからです。毎日同じような時間帯に取りやすい相場になると思ってることがチャートを知らないってことです。
もう一点、回数エントリーしてると、ローソクが戻らない限り進行する波では良いレートではもう入れれないんです。だから損切り確率も後で高まります。
チャートを読めていたら短く利確しなくて良いですね。ロットを張ってるならそのままで数十pips取る方が利益あります。
ロットではなく利確pipsを倍の20pipsに増やせば利益が倍になると考えても、10pips利確してきた人は当てに行く利確だったところから数字だけを増やそうにもここでまたミスが増えますので、逆にもっと勝率を下げます。AさんがRR1:3にすればBさんより利益が増えますがネックは回数です。
テクニカル分析のレベルを上げると、特にハイレバではない高め30倍ぐらいはやれてしまいます。だからロットを上げれるのは実はBさんなんですよね。
国内は25倍なので実効20倍でも高く感じてビクビクする人がいるかもしれませんが、それは上限が低いからです。
しかし海外でもどんなに自信があっても実効レバレッジ50倍を超えると博打になってきます。通貨は緩やかでまだいいですが、CFDだとレート変動だけで含み損が出るので。
だから上限レバレッジ1:50の国があるんだと思いますが、顧客のことをよく考えてます。日本も50倍や100倍なら海外を使わなくなってきますね。
💡リスクや口座残高、入金額、損切り(損失許容)、利益などをいくら計算してトレードを決めようと机上の空論です。ロットやリスク管理は分析とテクニックの「実力と合わせて」考えるものだから。
因みに、Aさんが国内でBさんが海外口座だったら、概算で…
年間2,376万円-支払税額958.3万=手取り1417.7万円
ROI=525.07%
Bさんの方が所得税と住民税を多く支払っても多く残ります。税金が高い意見なんてトレードの質が違うから結果論で無視できますね。国内業者の方が税金安くても利益をより多く残せるかは関係ないってことです。
✅勝率が同じで、普段の3倍のポジション数、損切りの30%は不運に通常の5倍のpips損を出したとします。
勝率40%の平均10pips利確
毎日30エントリー
勝率40%の平均60pips利確
5日で30ポジション
同じ勝率でもBさんの方が良いですね。
Aさんのトレードは勿体無い損切りを繰り返し、危ないことをしてるのが浮き彫りになります。勝率が下がって△552万円の損失を出してますね。
勝率70%ぐらいは絶対条件で、できるだけRR1:3でスキャルができない場合は魅力がなくなります。
いつ損切り率が上がるか分からないトレードや、RRや計算だけで技術を要しないトレードでは、当てずっぽうの利確をしてるので損失を増やし直ぐに負けトレーダーに落ちます。
Bさんはテクニカルでトレードしてるので調子を崩しても利益が有り負けてませんね。
※損切り数・損切り額を見て、Aさんはロット、ポジション数や回数は段々と落としていく必要があります。その場合効率が下がる分、勝率が必要です。スキャルの勝率は70%でも高いとは言えません。
💡問題は、勝率60%ではなく負け率40%の方です。
40%も出していたら月によって50%、70%と負け率が上がる時が来ます。勝率低くてもリワードが良ければというネット情報で…FXは資金管理が大事系の言葉を都合よく受け止めて向上しない人は、テクニカルの根本原因を追求せず負ける確率を高めます。これは技術がない人の言葉を信じた人の運命です。
計算が悪いから負け率40%を出してるんじゃなく、プラスにできる力が足らないから40%も損切りを出すんです。
時間や資金効率を考えたら、週にいくつかトレードして利益を取れる方が、メンタルも身体も楽です。
特に、その…ポチポチ病になってなければトレードしない選択肢もあります。毎日コツコツ頑張ってるAさんよりあまりやっていないBさんの方が利益が大きいって皮肉な現象が起きます。
値幅を取れるテクニカルって年齢が上がった時にも継続しやすくなる方法。
スキャルピングしかできないっていうよりは何でもできる方が良いですし、チャートに合わせて利益を取るので意地でpipsを伸ばすものでもありません。長年やってきて急にスタイル変更でスイングするって難易度を上げるのは専業になってからは難しい点もあるでしょう。
ロットは一定で、損切り幅やリスクも同じ、
ただエントリー回数と取れる幅がテクニカルレベルで変わるとした場合の、生涯獲得金額は大きく変わるというシミュレーションです。
……当然の結果ですよね
Bさんはチャートを読むことを重視してるので。
自分の預金口座の中で節約重視の人と、収益自体を増やせる方法を知ってるのとでは、どちらが将来伸びるか…
それはトレードでも同じで、勝ち方・増やし方は攻め方を知る方に決まってますね。
当然の基本的なことなのにFXではこれが分かってない人多いんですよ。
逆に言えばきちんとやってる人は、そのテクニカルでは勝てない…って直ぐに分かるようになります。
✅因みに、極力余計なことをしない方針で失敗が少なく、月に数回しかしないスイングの場合、テクニカルに自信があればロットを上げてゆったりトレードしてる方もいます。
500ロット(50万通貨)
2週間で5ポジション
【稼得能力】
💡リスクを考えると損切りだけを気にしがちですが、利益pipsが期待できないトレードは同時にリスクを高めてしまいます。
💡多くの方がテクニカルレベルを上げていない時に負けていくのは資金管理の問題ではなく、単純に稼得能力が低いからです。資金管理は誰もが減らしたくないから誰もが考える当たり前のもので、差が出るのは誰もが持てない技術。FXの実戦で勝っていく人は、安全にマイナスを出す許容の計算をする人より、安全にプラスを出せるトレードが上手い人の方が勝ります。
💡余裕を持ってpipsを取れるテクニックや、やらなくて済むテクニカルは、トレードしていく上で強い武器になりますよ。
投資・投機の
成功は……判断×タイミング
どれも見れるようにするのがチャートを読む技術です。
目指すべきは損切り無し、方向・位置・精度共にパーフェクトで狙ったpipsを取るトレードです。