★ 情熱の継続
★ 情熱の継続
FXを覚えていく段階では様々な葛藤や、精神的なダメージはいつも起こり得ることです。
何もしていない時や前に進んでいない時ではなく、何か吸収して今までにない知識を入れる段階の時は、精神的な疲労からも気持ちが大きく揺らぐことも出てきますし、これで良いのか悪いのかの葛藤などは自然と出てきます。
これは成長の過程で誰にも起こることですし、自然な反応で出てくるものだから、前に進めている証拠です。壁や障害はいくら乗り越えようと次から次に出てきますし、それは成長して詳しくなってきてる証拠なんですよ。前進する人しか壁は出てこないもので。
どういうことかというと…
脳内の容量や記憶できることには限界がありますね。
国家資格などの受験勉強の時は、これでもかってぐらい分厚いテキストが次から次へと出てきます。
問題集も沢山あり、それを毎日6時間勉強しても終わりがない量が目の前にあるわけです。
無理やりにでも頭に入れないといけないんですが、明日は明日でまた覚える量が増えていくので、3ヶ月ほどでパンクしてきます。
宅建などの資格ではそれほど勉強する範囲は広くないんですが、もっと上の資格では1、2ヶ月で宅建の量を軽く超えてきます。こんなにあるものなのと疑いたい気持ちになり、これ全部できるようになるのかな…でもやってる人がいる…そこで葛藤Aです。
復習しながら先にも進むので、進むほど振り返っての復習の量も増えて整理が追いついてこないんですよね。
だから勉強時間を増やすしかなく1日8時間で消化できる…そんな風に進めるしかなく、時間を削ったり休んだり、横着をするともう着いていけなくなってきます。ここでもっと効率を求められます。勉強すれば良いってものではなく、覚えていく濃度を高めれる方法で時間短縮できる思考が必要になります。
こういうものは、自分で勉強するペースを作ってきた人でも起こることで、FXなら勉強する範囲や情報選択を間違うと、もっと他にないのかと思う逃げの心理状態になってきます。葛藤Bですね。
「やるしかない、何がなんでもやってやる」
そう思って最初の情熱のまま気合いのようなものを続けられる人は最初の数ヶ月のトンネルはクリアします。負けて良いと思ってる人は諦めることを何とも思っていない心を持ちます。FXは人との競争ではないから自分ペースで進めていけますので他人やライバルに負けても構いませんが、自分で決めて自分に約束した心に嘘を付いたり決意に負けることが一番の負けになります。
トレードで失敗してきた癖を取り除く
FXは勝てる方法だけを入れれば良いってものではないから難しいもので、闇雲に範囲を広げて知識を多く入れればトレーダーになれるってものでもありませんね。
*過去の記事で書いたんですが、どんなに知識豊富なトレーダーよりも、1つの勝てるテクニカルを覚えた子供の方が上手くトレードできます。
楽しくトレードできるレベルになるためには、苦しい部分(期間)は必ず出てきます。
それは「技術的な支え」を作ってる段階だからです。
今まで見切発車してデモやリアル口座でトレードを開始して、分からないことや知りたいことをネットから拾ってきて、またトレードをするって繰り返しで自己流で覚えてきた段階では、手法の別解釈を起こしたり、実戦で通用しない無駄も含めて覚えてきた「癖」が必ずあります。
独学では10の情報や手法を覚えて後で抽出して1にする作業を繰り返さないといけないから、どうしても何倍もの情報を探したくなります。この間に必ず後で不要となる癖を付けます。
頑固な癖を作ってきた場合もあり、この癖を持ったまま取り除かずに上塗りしていくテクニカル習得では、また同じことの繰り返しになってくるので、「土台から鍛える」ことをしない限り進歩していかないんですよね。
癖をそのままにすると、考え方も間違ってたり、長年で覚えたことが多くなってくると脳疲労からも誤解してインプットしていたり、自分都合の解釈で真意や事実と違うテクニカルをインプットしてしまうことさえ起きます。気付くことが増えて葛藤C。
癖は、個性と言えば聞こえはいいですが、トレードしていく上で不要な部分はリスクに繋がるから取り除かないといけません。例えば、上手くはなってるけどいつも余計なことをしてしまうから利益を取れたら後で吐き出してしまうなど。
しかし、癖であってもこれはトレードする時の「支え」になってるんです。
特に目線などですね。エントリーはチャートの場所やローソクの位置・形などその人がやってきたやりやすいポイントってものがあります。良いも悪いも。
魅力的に見えるポイントしかエントリーする気になれないものがあり、それがいつも損失を出す時だとしても、その人には魅力的に見えるタイミングなんです。これが抜きにくい癖です。正そうと思っても違うところでは魅力的に見えにくいんですよね。
今まで支えがある状態でやれていたことは間違ってようと、それでやってきた人にはできていた部分もあると信じれる部分でもあるんです。
*だから初心者で初めからきちんとテクニカルを覚える方が早いんです。何年も違うものでやってきた癖がない状態はピュアだからです。ネット情報でやってきた方は早く取り掛からないと潰しが効かない状態ができやすいってことです。
癖を取り除くと…一時的に支えを失います。葛藤D。
今までできていたこともできなくて当然です。
その負けが多い方法自体を取っ替えようとしてるので。
今まで右手でお箸を持ってきた人生の癖や習慣を正して、これから悪いところを直してもっと利点あるものにやり変えるような時期ですので、違和感や不安感は誰でも絶対出てきます。お箸を左手に持ち替えるような感じです。
新しい方法に慣れていないだけなんですが。
ここで、自分は何のためにこれをしているか、気持ちを曲げないように、FXをやっていく情熱を再度燃やさないといけない時になります。
私が研究を始めた頃は毎週こんなことを思いながら、土日に新しいことを覚え、日曜の夜はまた気持ちを切り替えて来週のために気合いを入れてました。月曜から1日のスタートは瞑想をし、ここでまた無の状態から気持ちを立て直して…
私はピアノをしていたことがあるので、FXの情熱を忘れそうな時はダニエル・バレンボイムの「ベートーベンピアノソナタ 熱情」を聞いて思い出したり、それが好きでした。
芸術家や音楽家も、観客の前でミスできない舞台をいつもやり遂げてます。気持ちが切れたり、もうダメだと精神的にダメージを受けることも人間なので当たり前にあります。
自己成長中は必ず出てくるんですよね。それでもまた気持ちを入れ直して何十年もやっていくものだと、このピアノを聞いて思い返すんです。
こういうことは1年半ぐらいはずっとやってましたね。
チャートから得る情報で、毎週新しく何か発見するようなそんな繰り返しです。新しいことをすることばかりが正しいわけではなく、FXはやらないことも必要なんですよね。
できるとか、できないとか、できるようになるのかなって…
そんなことを考えていたらダメなんですよ。
✅自分がやると決めたらできるまでやること。
今までの人生では自分がしたいことでも挫折して逃げて、やり遂げなかったことも沢山あるけど、これだけは人生でやると決めた。それが私のFXの原点でスタートでした。
誰のためでもなく自分がやりたいからやる。
人は、弱気になるとできない理由はいくつも出してくるんですよね…
そういう時にできる理由はあまり見つからないけど…
でもそこで、できる理由ややり切る理由だけを考えます。一番悪いことは負けてFXを辞めた人の足を引っ張る意見を聞くことです。
マイナス思考の人はFXのデメリットばかり言いますが、「誰もが成功しない世界だからこそ」「やる価値がある」私はそう思います。
自信を失うのは失敗した時ほど多いですが、それは失敗した出来事だけであって、その失敗は自分をダメだと否定するまでのものではないのに人格否定までしてしまいます。こんな自分はダメだと…そうじゃなくて悪いところだけ直せば良いんです。
方法を持ってない場合の、「いつか」は漠然としていて達成しませんが、方法を勉強してる時はそれをやっている段階なのでこの時の「いつか」は時間が解決してきます。
できない、分からない、そんな時はありますし、超えれそうで超えれない壁は出てきます。超えれる人にだけ。次から次へと出てくるから、どんなに出来ている人でもそのレベルに応じた壁は出てきてます。
もうトレードは楽にできると思っても、次の成長のための新たな壁を超えてステップアップするんです。また壁かって思いながら楽しんだり。
他の記事にも書いてますが、論点が
バラバラに見ていた「点と点」が繋がり
それが線となり、段々と太い線になってやがて柱になってきます。こうした技術の柱が「支え」です。
まだ何もテクニカルの端っこしか知らなかった時は、細い点線みたいな感覚でトレードをすることが多いですが、子供で言えば歩き出した頃なのでフラフラしたり転けたりは当たり前ですね。
正しく矯正していく作業なら、今までできていたこともできなくなってきて当たり前です。できないといってもこれはトレードで損をする方ではなく、今まではどこでも魅力的に見えていた場所でも、やってはいけない相場と知ってトレード自体を抑制することです。
同時に意識も矯正しないといけません。テクニカルレベルを上げるということは、勝てる相場を知ることやトレード技術は勿論、他に不要なトレードや損切りを出してしまう相場は可能な限りやらない抑えが必要だからです。自制心ですね。
自分がトレードできない時、他の人が利益を取ってたらチャンス・機会を逃して勿体無い気持ちになると思いますが、自分のトレードで取れなければ意味がありませんし、頻繁にトレードすることが良いことでもありませんので、取れる時だけ取る習慣を付ける方が大事です。
頻繁にトレードしてる人は勝ってるように見えますが、1ヶ月のトータルではマイナスに転じる人が多いので人を見て焦る必要はありません。のんびりどっしり構えていればいいんです。風林火山です。
技術面を強化してきてる上で、こういうことに注意してできるようになってきた時は以前と見違えるほど成長できます。
「テクニカルでの柱の支え」ができれば今度はシンプルにしていく作業もありますが、支えがあるので不要な部分を解放していくイメージです。こうして1本のテクニカルで土台から屋根まで均一の太さの木になっていきます。
皆んなそうやって成長していくものなので、気にしなくてもいいことに時間を使ったら、もっと視野が狭くなっていきます。
気付いたらここまで来ていた、そういう進め方が成功です。
新入社員が数ヶ月で仕事を覚えるって早い方なんですが、FXをしてる人ってもっと早くできると思いすぎな面がありますね。
技術職なんだということを忘れてはいけません。トレーダーという職人になるつもりで頑張ってください。
30代、40代、50代以降の成人になってからFXを覚えたいと思ったら、最後の学問を覚えるつもりでする決意が必要です。FX以外にはもう無いと思って本気で始める人は既に動き出し、絶対に諦めない気持ちで上昇しか見ずにやってる人は5万といます。
情熱を持ち続けることが才能です。燃やし続けながら後はリラックスが大事ですよ。