★★ 手法に辿り着く入り口
〔ELDORADO〕
★★ 手法に辿り着く入り口
FXを始めた方は最初はどの手法から取り組めば良いか探したり考えたり、慣れてきた方ももっと手っ取り早い手法がないか探したりしますね。
少なからず誰しもこのような手法の疑問をお持ちではありませんか?
ただ闇雲に行き当たりばったりな取引をしても、FXで利益を上げ続けることが出来なくなってくるので、自身で手法を構築し定めて深めながら取引することが大切ですが、アレコレしてるうちに勉強量が増えて結局は使えるレベルというものが残らないことも充分に考えられます。
勉強といっても誰に聞いても正解の確信も持てず、これだけ抑えると合格という明確なラインもありませんね。
FXの手法を簡単にいうと、自分の取引ルールのようなものです。
自分の経験でこれは勝てたから使える、こっちは負けたから使えない、という蓄積された経験数からエントリーポジションの見極めから決済タイミングや損切りタイミングなどを決め、一種の相場分析論が出来上がります。
短期的にではなく中長期的、月トータルでの損益の変動を記録し、使えるものを残していく、自身にあった方法を洗練させていく作業になり、色々な手法から自分で検証し結果を残していきますね。
これは将来に渡ってFXをしている限り常に検証していく作業が続きますし、怠ってると負けトレーダーの道を歩むことになります。
…というのが一般的な進め方です。誰でも思いつく方法や道順ですね。
FXは勝率100%というものはなく、プロのトレーダーでも損失を出しますが、この先どのような値動きになるか全く分からないのが相場と決めつけていませんか?
誰がそんなものと決めたのでしょう。
★手法の選択
(A)相場は分からないもの
(B)相場は読めるもの
入り口から信じるか信じないかでトレーダーの進むべき道や手法は全然違うものになってきます。
自分が信頼してるトレーダーが
(A)分からないもの、と言えばあなたはその道を進みますか?
誰かの選択で投資してることに疑問を持たないのは楽ですが、相場は読めないものである以上はその都度相場の動きに目を配ってあれこれ確認作業が増え楽になる道を探さない茨の道でもあります。
(B)相場は読めるもの、を選択した方は相場予測分析もするので、いつか見えてきます。
完全に同じ値動きは二度と来ませんが、ある程度のパターンで把握出来るようにもなってきます。
私は展開分析や現在地把握分析(名前はなんでもいい)でトレードが楽になったので、行き当たりばったりのトレードをしてる方は分析に時間をかけてください。
手法についてですが、色々昔からありますね。
大きくは順張り、逆張り、レンジの3つしかない相場に対応する手法。
期間で言えばスキャルピングトレード、デイトレード、スイングトレード、ポジショントレード。
どれかに絞る必要もなく、固着することもなく、順張りでも逆張りでもレンジでも、相場に合わせて取れる幅で利益を取れば良いと思います。
スキャルに絞る必要もなく、デイトレやスイングで取れるなら何でもできる方が望ましいです。
スキャルは単に短く決済すれば良いだけのものになりますので、敢えて短く狙わなくて済みます。
本田宗久の酒田五法、
三山(さんざん)
三川(さんせん)
三空(さんくう)
三兵(さんぺい)
三法(さんぽう)
西洋のW トップやヘッド&ショルダーズ、及びボトムも、こうしたチャートパターンで売り買いのサインを読むものとして古くから使われ、現在でも多くの方が取り入れているチャート分析の基本的手法です。
結論から言うと…
研究が進むとどの手法や分析論も、同じことを角度を変えて言ってることに気付きます。
自分はこの手法を使っているというのは間違いというべきか、全く異なる事をしてるのではなく、異なる時間軸の値動きに対応する最も良い選択でトレードをしてるということですね。
ダウ理論やエリオットは使えないと言う人がいますが、どれも使おうと研究すれば使えるし、同じことを言ってるので別々に見えてるだけです。
部分的に切り取って言ってることに違いがあるだけで、全く違う手法やロジックが沢山あるわけではないんです。が、違う手法が沢山種類あるように思ってる方はまだまだテクニカル分析が煮詰まっていません。
✅テクニカル分析が分かってくると、この手法はこういう部分を狙ったものをピックアップして言ってることだと分かってきます。
★聖杯と言われる手法
これもあるかないかの話ですが、『ない』と言う方に『ある』というのも決着が付かない無駄な議論ではありますが…
ない…という人は、無い中で方法を見つけるしかなく、その方法さえも無いと結論を出しがちで、結局何もない思考で進める性格を持ちます。一種の諦めみたいなものに近いので、これは上達していかなくなります。
ある…と思う方は探してください。
ネットから探すのではなくチャートを見て体感して見つけてください。
仮説の量だけ検証中に失敗(損失)もありますので覚悟があるのなら…です。
全く信じなかった方に、実際のチャートを数期間見せながら私たちの手法や理論の話しをしたら考えが180度変わりました。多くの方は恐らく間違ったネットの情報に振り回されています。
色々他の手法を見たりするのですが…簡単と言って初心者にこんな難しい事させてるの?っていう、私でも理解不能な当てに行く手法がネット上にはいっぱいあります。
ギャンブルトレードほど方法が多いんですよね。
例えば言えば…MACDが上にクロス、平均足が陽線なってきた→ロング
と言ってるようなものです。なぜロング方向にエントリーするのか理屈がありませんので、これはインジケーターしか見てないトレードです。
聖杯はあると思いますよ。
下がるか上がるか分からないけど取り敢えず上がるように見える?からオシレーターを見てロングで入れて、あっやっぱり当たったというトレードをしてる方からしたら嘘だと思うでしょう…
そういったトレードがFXだと思ってる方は一生見つけられないものです。
この思ってることや見えているもの自体が入口から違えば、永遠に辿り着けないのがトレード方法です。
間違っても、通貨相関やスワップ目的、両建て、秒スキャなどのものは、ここでいうトレードではありません。
誰もがチャートを見て簡単に10〜50pips程度勝てる方法というのであればあります。ないという方に信じてもらわなくても私は困りませんのであまりこの手の話はしませんが、理論を教えた人は劇的に変わりました。
順張りでどっちに行くかを分かればFXは常にタイミングだけの問題になります。
誰かの考えに同調してるだけでは、見えない事は沢山ありますし、直ぐに感化されやすいとそのような方は直ぐに手のひらを返し誰かのせいにします。
あの手法では利益が増えなかったなど…
こういうのは理解力に乏しく努力しない人の典型的な結果です。
どの手法も行きつけば全部に精通すると分かるところまで行っていないのです。数ヶ月程度で成果が出ないからとろくに研究もせず、次から次へと色んな手法や思考を持ち二転三転させ…
勝てない人のループに入ります。
全部自分が決めたこと…
この考えの方は人の指示待ちで動かず、人のせいにもしにくいのでFXの世界でも多数に見えない思考を持てるのでいつか必ず成功します。
そして…相場が変動すれば…直ぐに
どこに原因があったか情報を探す。
これは、専門家はあれこれ理由付けて言いますので、そういうことなのかと納得してしまいますが、理由などありません。
もっと前から上がる・下がるの予定通りに自然にチャートが動いてるだけです。
ドル円が上がったら何かファンダメンタル的に理由付けて言う人がいますが、チャートを読めてないだけです。
そこに無理矢理情勢を当て嵌めても、そういう方は次に上がる時にまた適当な理由で予想屋していますね。
個人的には……ファンダメンタルで片付けなかったから分析法や手法が見つかりました。
手法を何か覚えれば勝っていける?
いえいえ、手法は実行手段であり、分析自体の戦略がしっかりできないと手法だけでは崩れますし通用しないものができあがります。
こうした間違いを持ってると、訓練するところまでも辿り着かず、スキャルの手法や単にデイトレ手法でプライスアクションやライン引いてのトレードだけを覚えようとします。オシレーターに凝ってその矢印で見て上下どっちかに入れたり…
これらは、分析がないトレードで、トレーダーのようなことをしているトレードなんですよ。
手法に辿り着く入り口は、先ずはFXとはどういうものか、短期トレード(半年以内)のキャピタルゲインで利益を上げていくにはどういう考え方で進めるのが最も効率が良いか、チャートの何が分かるためにテクニカルを覚えるのか、そもそものテクニカル分析とは何か、などの思考が間違ってると本当に辿り着けない方向に行きます。
思考…「基本の前提や考え方」
技術…「分析」「手法」「テクニック」
見極め…「精度」「INする相場」「INしない相場」
これはどれも上手くならないと勝っていける人になれません。
勝てる方法を覚えれても、負けやすい時にINする癖があるだけで利益を取っていけなくなります。
ネット上から手法を探して、それで検証しながらトレードしてみる……ってやっていて覚えるものではないと分かりますね。そんな浅いところに「テクニカルやチャートの解」はありません。