予想するな!は正しいが、予測出来ない!は間違い

 




FXはよく「予想するな」と言いますね。

ギャンブルのように予想して取引するものではないのでこれは正解です。


でも、先のことが分からないから「予測するな」と言うのは間違いです。

この意味が分かりますか?



チャート分析が出来ない場合や、予測が出来ない分析の場合は、下手な予想は外れて損切りが多くなるから、勝手な方向の思惑や自分の都合が良いローソクの軌道を考えて取引すると失敗を招くって意味ですが、


そもそもチャートで投機、株価で投資する方は先行きを考えて将来予測して利益を出すのが基本です。

ハッキリといって予測出来ないと話にならないものです。発注価格から上がらないとロングは利益になりませんね。

予測出来ない場合は、利益に結び付かないトレードを余儀なくされるということです。



講師の中には、一切予測するなという人もいますが、中身を聞けば移動平均線で見たり、オシレーターで確認出来てからエントリーすれば良く、先に予測することは不可能だという教えの方がいますね。


この場合でも、移動平均線やオシレーターが上がると示すからロングエントリーするのであれば、それは数分や数時間上昇が続くと予測してのことです。

しかし、その後に陽線はヒゲに変わるぐらいレートを下げて、建て値以下に下がった。という事も起きるので、これは移動平均線を見て予測出来ていなかったという現象ですね。

皆さんがよくする損切りの典型です。

見たままエントリーすると必ずこういう損切りが多くなってきます。



さらに、今移動平均線が上がっている、陽線で伸びている、これはロングだと思ってエントリーしても、移動平均線が上がってるはずがいきなりショート転換された。

という事もありますね?


見てから入れたら安全だから予想するなと言っていても、予測出来なければ移動平均線にも裏切られて損切りです。

仮に含み益になっていた場合でも、上がってると信じて入れたエントリーをどこまで保持すれば良いんでしょう。利確し損ねて戻されて含み損になるケースも出て来ます。


こうしたよくある損切りを出すのに、予測するなというのはプラスにもマイナスにも影響が出ますね。



方角が分からない、地名や行き先の住所や目的も分からない時に、無闇に乗ると損失を出すと言われて、動いてるからって電車に乗りますか?

それをトレードでやってるんです。



だから、将来予測も出来ない、ちょっと先のチャートも分からない分析手法というのは、いくら最もらしく言っても、予測出来ない裏返しの強がってる言い分なんです。

よく考えてください。何年も専業トレーダーでいるのに、先が分からない危ないトレードを何年も向上・進化・覚醒・格上げさせずにやってることに安心出来ますか?

三尊だからショート、Wボトムだからロング、こういうのも特にそれほど根拠はありません。そう見えているというだけで、何回かは損切り出すでしょう。

チャートが分かってるとパターンは当てにしなくなります。騙されるメカニズムを知るので。




逆に言いますね…

あと80.0pipsはロング。その辺りから長期移動平均線が曲がるまでレンジが続き徐々に下降へと転換する。

と予測できれば、今からスキャルでロングして抜いていき、少し様子を見ながら次の動きに備えよう。とトレードに予定やシナリオを組めます。


勝ってるトレーダーは完全に後者の方です。

どこら辺まで取れるだろうと先のレートが分かって、デイトレじゃなくスキャルを選択し、待つ箇所の把握もしています。


20.0pips取れた、という当てにいくトレードじゃなく、予定で見れる200.0pipsのトレードの差となっていくものです。これからも一生FXをやっていきたい人はどっちを学びたいかです。


予想……は、当てにいくから外します。それは適当で根拠を持っていないからです。

予測……は、根拠を持って測れるものがあります。

想ってることと、測ることは違いますね。


どの程度、何pips、狙えるという目的があるからエントリーするんですよ。

分からないのにいくらか上がるからという願望だけでエントリーしていたら利確は適当ラインです。こういうものは戻されます。

計画的にトレーディングするか、ギャンブルをするかの違いです。











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