★★ 損失を心配するほど損失が増える/FXはサボる方が良い
★★ 損失を心配する人ほど損失が増える
何でも慎重すぎると不安が募り、かえって上手くいかないものですし、心配事が増えるとストレスにもなります。
気苦労が絶えない人は、起こっていないことを考え過ぎという事もありますね。
悪い想定は大事ですが、物事は悪い方向に考える方が悪いことを引き寄せます。
そういう、おまじない的なものではなく…
FXの場合は、損失を怖がりすぎると、事前に学習しておこうとする意欲が強く働きます。防御策や防衛本能などですが、FXで言えばこれで邪魔することが多く出てきます。
それ自体は良いことなんですが、多くは「色々な手法を覚えよう」とするのがデメリットを引き寄せます。
中には色々な手法を覚えて自分のオリジナルを作り上げたいという方もいますが、オリジナルと混ぜることは同じと言えないことも生じます。大体はおかしなものが出来上がったり。
✅対応力を鍛える引き出しを増やすことと、手法をいくつも覚えることは同じではありません。
手法は戦術であり、戦術を増やせば実行が的を絞れず、やがて何をすれば通用するか、仕留めれない技になっていきます。
対応力とは、持ち合わせてる技などを自分から披露することではありませんね。
相手の動きに柔軟に合わせられる様、チャートの動きを読み取り、色々な状況に正しく反応できることが対応です。
持ってる手法や技自慢をチャート上で行う方法論を数多く知っていても意味がないんです。
損失を恐れる方が損失を招くのは、頭でっかちなトレーダーによくある勉強の進め方というもので、「損したくない」が強い人ほどFXは上手くいかないでしょう。
「机上の空論」が増えて、あらゆるもので「解釈違い」を引き起こします。
例えば、チャートはどこでもランダムだという人がいたり、チャートはパターンだという人もいますね。ラインを引けば確実に抵抗を見れると思ったり、それらを信じてるテクニカルを覚えただけで、チャートは全てそういう風に動いてるという解釈が生まれます。
相場を大きく動かしている大口がそれらを使ってなければ、主観的な読み方がたまたま当たったというだけで、事実とは異なることになりますが、違った動きをすればダマシと考えるのもその人が思うだけの錯覚です。元からそこには何もシグナルがなかったこともありますね。
✅損したくないのは誰でも同じで、失敗しない人に成功はないんです。ローソクも下がるから次に押し目でより高く上がりますね。
誰でも損はしたくありませんが、損を大きくしないためにテクニカルを鍛える必要があり、失敗をするから改善点に深く気付けることもあります。
テクニカルを鍛えることや昇華させていくことは、覚える数ではないことに注意が必要です。
テクニカルを鍛えるのと、沢山手法を覚えることは同じことを言ってませんよ。
そして、正攻法から覚えることもあれば、失敗から覚えることもあり、獲れるトレードを知ったからといって失敗しない方法が身についたわけではないんです。
どっちも上手くならないと、スランプ時に脱出できる技術を持たないので。
テクニカルが難しいからといって、相関の両建てやスワップ、EAで稼ぎたいというのも言ってみればトレーダーとしての道ではなく横道の戦法です。
✅損失を恐れるあまり、失敗してる人の意見に耳を傾ける
FXで上手くならない人や、上達していかない人はそのような運命なのか、はたまた向いていないのか分かりませんが、何も達成・成功していない人やFXをやめた人の意見を聞く人が多いですね。
トレーダーを目指したい人が、どうやってもなれなかった失敗談やFXへの恨み節を聞いても、明るい未来は待ってません。
FXなどの金融商品は正しく勉強しないとリスクばかりを引き受けて、リターンを得れない難しいものです。簡単にお金を稼げるほど世の中甘くないのは当たり前ですね。
簡単だと思って始めた勉強をしていない人のFXイメージや負の思考を聞いても、何も得なことは起きません。
自分にどんな手法が合うか?
これって観点が既にずれています。
自分に何が合うかではなく、チャートを読み解くのに何が有効か、自分本位ではなくチャート本位で考えないから論点がズレるんです。
一番効率よく利益を取れる方法が、自分のしたいことではない可能性がありますね?
自分がしたいことが最もチャート分析に的した方法なら良いですが、思う様に利益を取れない人は「チャート側がこうすれば利益あげる」と言ってることと全く違う考えでトレードしてるから勝っていけないとしたらどうしますか…?
したいようにするのか、利益欲しいのかって聞かれたらどっちを選ぶかです。
スキャルしたいからスキャル関係の情報を見て覚えて、チャート上で披露するってことをしてるから、これは違う、取れない、勝てないからまた違うものを探してどんどん沼に嵌って抜け出せなくなっていきます。そして覚えたテクニカルはどれも完成度が低いから結局使えない。
初心者は、ゲームのステージクリアのように、これさえ覚えれば勝っていけるという「セット」を覚えたがります。必殺技や必勝法ですね。
だからパターンで捉えたり、こう動けばこうするというマニュアルを欲しがります。
例えば、商品を販売する会社で、お客さんからクレームがあった場合、謝罪のマニュアル通りに対応しますか?
そのお客さんは何に対して怒ってるかを汲み取らないといけないのに、ただ会社で決めた規定で頭を下げれば済むと思っていたらダメですね。
マニュアルではなく誠意ある対応ができなければ、対応力がないことになります。
FXでも、このマニュアルを求めてると対応できないんですよ。しかしそういう人は多いですね。
損失を怖がらずに済む様に、損しても取り返せる方法を先に持ってなければいけないのに、披露する技ばかり執着していて勝てる様になるわけがないですね。
FXをしてる多くの人は、
「勝てる方法」を探したり、そればかり追いかけようとしますね。
頭を働かせるのは利益部分ばかり偏ります。
私は、FXを始めて半年後に悔い改めてからは、勝てる方法より、どういう場面、チャートで負けてしまうかの方を徹底的に研究しました。
-------------------------------
ある国の王様が…
戦い前に占い師に意見を求める時、
【B】2割しか当たらない占い師
でBを選んだ話しを思い出し、この発想は大事だと思いテクニカルを改めました。
-------------------------------
逆に、負けるところではトレードしないことを徹底すると、取れるところが浮き彫りになる読み方が分かるからです。
上記占い師は、Bの的中率が2割の逆は8割の正しさを持っておりAに勝ります。
自分の失敗の事実は目の前の出来事で100%正しいんですよね。
正解トレードが分からないうちは、正解を探せないのだから、これは客観的に見て進歩させれません。
どっちが正解かといえば、確実に失敗する方は客観視して確実に言える根拠ある負けです。
確かに負けるという絶対の理屈を知れば、勝機ある部分が見えてきます。先ずそこに持っていけないと、やってはいけないことに手を出す癖が取れません。
勝つことばかりに目を向けてる人とは違う着眼点です。
正しいと思うことをやっていてFXで負ける人が多く、何年もYouTubeや本を見ていて負けるんですよね?
それは正しいトレードではないと言ってるものに時間をかけるからです。
勝率40%でRRが良ければ勝っていけると説明してるのが正しくそれです。60%は負けるトレードと言ってるのになぜ納得してる人がいるんでしょう。
10や20%の人から見れば、40%は倍以上の勝ち方ですが、半分以上損切りに見習うべき点はありません。20%を40%に上げるトレード法は根本的にテクニカルレベルを上げる劇的な進歩とは程遠い小さなレベルです。
見るべき人を間違えればこれで進歩しないFXになります。
それは、自分に合ってるトレードではなく、頑張っても獲り方を知らないトレードです。肯定したいがために自分を納得させるものでは成長を見込めません。
もっと勝つことを考えるのはその後ですし、効率を言えるのはもっとテクニカルで鍛えた後です。
小さな進歩を求めて色々探そうと、根本的な違いに気付けないと、大きな上達は見込めませんし、将来的に直ぐ頭打ちが来ます。
損失は嫌なこと…
ですが、失敗から学べないと改善しようがありません。
FXをしていて、上手く利益を取れても、なぜ取れたのかテクニカルではっきりと論理的に説明ができますか?
損失を出す時は、チャートの動きが悪い時や、ボラティリティが出ないところ、停滞やランダムに動く相場、方向感がないところでのエントリー、上下の変動で予測以上に揺らされる箇所など、レンジ等の特有の箇所で無理にトレードしている時です。
どこでもそれなりにローソクが動いてるからと、見た目に騙されて乗っかろうとし、思うほど伸びてくれずに結局逆行されて損切りする…
下位足を推奨してるトレーダーの真似をしてる内は大事なことにも気付かないでしょう。
エントリー前にチャートを深く読むべきなのに、利益を目論むから損失を出す結果になるんですよね。
☑️獲りやすいテクニカルはありますが、
☑️同時に鍛えないといけないのは、負けてしまう相場を深く知ること
損失を恐れるなら、手法の数々ではなく、深さと対応力の方を伸ばさないといけません。
そにためにどんなトレーニングをしたかを聞かれても、YouTubeで手法見た、というぐらいしか言えない人は多いと思います。YouTubeを見るのは勉強ではなく休憩時間です。
だから、エントリー後はすぐにSLで保険入れるって程度のトレードでは上手くなれません。損切りしたくないなら失敗を恐れなくて良いトレード、損切り自体を絶対にしなくて良いトレードとは何かを考えないと、ずっと損失に怯えるトレードを強いられることになります。
損切り設定をルールにしたり、リスクを過剰に気にするなら、ずっと消極的な守りのトレーダーになりますよ。
そんなこと言ったって…エントリーしたらいつも思ってる逆に行くから仕方ない…
ここで既に、チャートを見れない勉強をしてると自分で言ってますね。
FXはサボる方が良い
何でもコツコツする方が良いのは確かですが、上述通り、「利益が欲しい」と目論んで毎日トレードしたいのは自己要求が強いからです。
そういった方は、昨日から今日にかけてチャートがどれぐらい進んでるか見てください。
大して進捗がないはずです。
トレンド中なら進んでますが、いつ見ても毎回ものすごく大きく動いてるわけではないですよね?
昨日利益を取れたから今日も欲しいって思うから、今日やられます。ロットをコロコロと変える人は、昨日一昨日勝てたからで直ぐに上げて、上げた時に大きく負けます。
利益が増えたから、さらに欲しい欲が強まり、もっと取れるんじゃないかと欲が出ますね。
苦もなく勝ってる人をもっとよく見る方が良いです。
毎日頻繁にトレードしてませんし、チャートを知る人は仕掛けるポイントを先に把握しているから、行き当たりばったりで勘で当てるトレードをしません。
毎日やって減らすぐらいなら、週に1回でも利益を大幅に増やせるポイントまで待つ方が、負けるリスクを減らして利益だけ増えます。勿論一定レベル以上のテクニカル分析を持っていての前提でです。
サボってるぐらいの方が上手いトレーダーなんですよ。
分析はコツコツですが、トレード自体はサボるから、細かくやってる人より何倍も利益がある…
そのFXの進め方は、テクニカルの良し悪しもありますが、思考分野が大きく影響します。
なぜなら…ギャンブルトレードをしている人は、癖や性格から耐えれない時間が続きますので。
負ける人の多くは、読めていない上に、やってはいけない相場でやってるからです。
そんなことはない!
毎日下位足でスキャルしたら良い!
って方は止めませんが、それで月に何pips取れていて、どれだけストレスなく獲得できているか、そこは考える方が良いですね。
専業でやっていく時に、ロットを上げて利益変動で月に300pipsよりも、安全なロットでサボりながら勝率高く3000pipsの方が遥かに楽に利益になります。
毎日コツコツトレードして3000pips獲れてますか?
獲れてないならコツコツはトレードではないってことです。その元となる思考が違うから獲れないのに、これを認めない人は資産を形成できないトレーダーになります。
FXは考え方が半分以上を占めるもので、考え方が違うだけでテクニカルのジャンルが変わり、完成テクニカルや攻略、戦略や戦術まで変わるものですよ。
コツコツしてるのに増えない方法はいつまでも辛いトレードになるものですし、計画性なく思いつきでINするギャンブルトレードでは、資産形成で使えないFXになります。
それを選ぶかどうかは本人の考え方一つ。
✅利益少なくトレードだけしたいのか、トレードはあまりできなくても出金できる利益が欲しいのか。
道は2つに1つではありませんが、FXのような投機や短期トレードでは、絶対に取れない、取りにくい相場を知ってる人ほどサボって利益を得ているのが多いでしょう。
投資や投機の分野は、戦略や知性、洞察力などの考え方が大きく左右する大人の知略ゲームです。
学歴などは関係ありませんが、思考がマーケットとズレてるだけで成功を掴みにくくなるものです。
攻略するものは、チャートゲームアプリではないですよ?日々変動するマーケットで、それをしてるのがトレーダーです。