FXとクリティカルシンキング

 



クリティカルシンキングという言葉をご存知でしょうか?


批判的思考と言われますが、多様な角度からの論理的・客観的な視点で問題解決する思考、という意味です。


私たちのこのブログでは、FX界では珍しく多様な角度からの分析や、時には否定する事柄まで入っていますね。それはFXの情報を都合よく解釈せずに一旦壊して分解する方が正解に導ける事があるからです。


はい私もそう思います。という日本人の得意な同調で全面的に肯定する思考ではFXは騙されます。流されてはいけない業者情報やあたかも正しいかのような一般手法には実践で役立つものはありません。


何度も書いてる通り、FXの手法やその前提・基盤となる思考部分が、全て肯定的な思考で読み解くと間違ったまま覚えてしまう事が多く出てきます。


ネットやYouTubeの情報や手法を鵜呑みにして信じ、その通りにトレードしていて一体どれだけの人が勝てずにいるんでしょう。

私たちはそこに気付き、全てを一度否定し10pips程度のスキャルから、300pipsのデイトレにまで分析法を改良・昇華させました。

これが否定的思考=クリティカルシンキングです。


と、偉そうに言ってみましたが最近知った言葉です……

先に情報を否定してチャート分析のテクニカルを作り上げています。

知らない間にやってたんですね。




今エントリーする場所や通貨を探す思考

今エントリーしない理由による制御


ここでも自分の気持ちや行動を否定する思考が出てきます。特に勝ちトレーダーは今しない理由を考えます。FXなのにエントリーしない方向って意外でしょ?


しないという臆病とか、負の感情だからダメって事と違いますよ?

今エントリーしない理由、今直ぐじゃなければならないローソクって事でなければ、もっと好条件な位置でエントリー出来るのに、今すぐ利益欲しさに根拠なく入れるエントリーは失敗確率を上げるだけですね。


チャートが良い状態に、より有利なレートになるまで待てないのは、負けやすい人に多い典型ですが、客観的に第三者目線で判断する目がないからです。

簡単に言えば…ローソクこっちに動いてるから取れるやん?という一心になってる興奮状態です。

仕事が終わって食事も済ませた…ゆっくりしながらトレードでもして利益取れれば……。って自分都合の時間でどうして良いチャートが表れるんですか?


冷静に論理的に考えてエントリーしましょう、と言っても直ぐには無理なので、良い条件でエントリー出来る目をひたすら鍛えましょう。



少し話しが逸れますが、有名人、特にビジネス界の成功者・著名人などの意見がニュースに上がったりしますが、一般の方は否定的な意見や中には度を超えた野次や誹謗がありますね。

この、人に対する否定的とクリティカルシンキングは別です。


全部を否定することや否定自体が正しいことではなく、この場合の著名人に対するものは、その頭脳を理解していない場合の否定です。日頃の鬱憤やストレス解消の揚げ足取りも含まれますね。


成功者しか見えないものもあり、それが正しいかどうかは置いといて、1つの思考や意見というだけで、多角的な見地からは大衆が間違ってる場合も多くあります。リーダー的思考の場合ですね。

一般論では一見正しく思えないものであっても導ける思考には論理が隠されてる場合があります。


一部の頭が良い人の考えはイカれてるんです。良いも悪いも。だから大金を稼いでるんです。あのお金持ち頭おかしい?って凡人には理解出来ないことなど沢山ありますね。そこに行くには彼らと同じ領域のものを持つ必要があります。


FXの一般常識は既に凡人レベルです。

私のFX理論も同じです。ある意味ではぶっ飛んでるから一般的なものから外れてます。だから大きくpipsが取れるまで昇華させれました。間違っていたらFXは利益が取れないので、皆んなが持っていない思考やテクニカルって技能は財産で大衆からズレてる事が正解です。



皆んなが理解しやすいものは皆んなが行列を作りますが、FXで勝って行くために必要なスキルは、多数派が理解出来ない境地に行ってるものだけです。専門性を高めて洗練するというのはそういうものです。


即ち、FX初心者が好むような手法は中級者は捨てなければならないテクニカルで、もっと洗練された職人の技を見なければいけないんです。

初心者に持て囃されてるトレーダーのものを見てる場合じゃない。あなたや皆さんのレベルが止まる理由やその苦しい区間を抜けさせない原因分かりますか?



私らのは、移動平均線の基本があってそれを改良したテクニック…とは違うんですよ。チャートの何かを分かろうとしたから移動平均線が必要だったという順番です。移動平均線だけでは先は読めないので、別の思考が必要で、全てチャートそのものから学んだ分析法です。


教えてるのは移動平均線?それは道具であって、主軸は波を読む原理の分析です。どんなインジケータで極めてる人がいても原理とそれを実戦に応用させてるテクニックは私らだけのものです。


やりたいことのイメージや勝つための戦略的思考がベースで組み上げたテクニカル分析と思ってください。




チャートは複雑で性格悪く動きますよね?

いくら勉強して正しくチャートを読んでも、思ってる反対に入れても両建しても、そんな簡単に利益だけ取れるものじゃありません。

少しでも間違えばプラス益にならないもので、その上をいかなければ読めないものです。


VAJRA理論は、あのRiorが全部考えた??難しいチャートの分析法を女が?

という目線(なんか感じるんです)もあるかと思いますが、兄の独創性?的な大きな発見が関係しています。全部私が作ったものじゃなく、研究家や手法開発者としての才は兄にあります。半分は私ですが、私はトレードしながらアドバイザーとしてレクチャーしてる立場です。



それは置いといて、物事は全てを賛成的・肯定的に捉えるのではなく、ゼロベースにするための否定的見地という客観的思考は、色々な分野でも役立ちます。

今後AIに取って代わる時代、人間にしか出来ないものは従来の発想を覆し、その人にしか出来ない思考があれば企業でも重宝されます。

皆んなが言ってるから正しい…こういうのはFXで勝ちたいなら真っ先に捨てるべき思考ですよ。人数が極端に多いところは偽者や業者か初心向けです。人数が多い層はどのレベルが多いか考えれば分かりますよね?


FXに於いては、思考が大事と私は言い続けてますが、トレードや分析に邪魔な「思考の癖」は後々にも大きく影響するものなので、深く考えて悩む前に、今のトレードの悩みを吐き出してください。

もう一度、上の文章を見てみましょう。

今エントリーしたいところを探す前に今エントリーしたらどうなるか考える。エントリーしたい理由を自分都合で探す癖が抜けないから負けやすい状態が続いてます。

FXはこうだという一般的概念を教え込まれてチャートを習慣で観察し、癖が抜けないから勝つための分析を勉強出来ないでいる。


インジケータ全部を取り外してローソクだけのチャートにし、移動平均線を入れてみてください。それだけでグッと読みやすくなってますよね?


Dale Carnegie (デール・カーネギー)

「話は目的のある航海であり、海図がなければならない。どこへ行くともなしに出発した者は、たいていどこにも行けない」


千利休の有名な格言、投資の有名格言になってます。

「人の行く裏に道あり 花の山」

西洋には

友なき方へ行くべし

相場師は孤独を愛す


という同様の言葉があります。

だからチャート分析の延長上に、先を展開して読む分析もあります。チャートの航海術なくして波には乗れない。

皆んなと同じ道では群衆の一部に過ぎず、もっと別の論理的・客観的視点でのテクニカル分析があっても不思議じゃないですよね。


間違ってる手法でもそれしか出来ない人には習慣を壊せません。壊すためには先ず思考がなければ。自分を否定することは苦手な人が多いですが、そこがFXの岐路です。そして新しいものをインストールし、展開していく道順があります。




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