分析と手法の違い

 





分析と手法の違い



【分析とは】analysis

複雑な事柄を一つ一つの成分や要素に分け、その構成を明らかにすること。

解析とは…事物の構成要素を細かく理論的に調べることによって、その本質を明らかにすること。

【手法とは】method

物事のやり方を作る上での表現方法やその技法。




テクニカル分析と手法はほぼ同じ扱いで考える方も多いですが、私は少し考え方を分けています。


「計画・戦略」を練るためのテクニカル分析や解析と考え、簡単にでもトレード計画を立てることを意味します。

手法というのは、戦略を実行に移すためのテクニック的な意味合いでエントリーの方法論です。



計画や戦略が無いところで実行しても、それは闇雲なトレードや思いつきトレードで成功から遠ざります。

計画なので、その狙った戦略通りの場所やタイミングでなければ待たないといけません。時が来るまで、条件が揃うまで、観察することもテクニカル分析ですね。



PCでトレードせずにスマホでやるから、待てずにポチポチして負けると言う方がいますが、トレードするのに機種は関係ありません。

MTF分析するのにスマホの1画面では出来ないってこともなく、何画面あっても読めない人はいますね。

設備がなければ料理出来ないという方のように、料理が出来る人は最低限のものがあれば熟しますよね…同じです。



色々な通貨を追いかけてると、スキャル出来るチャンスは増えますが、通貨ペアの本当の美味しい部分を見逃しやすくなります。3、4つまでで好きな通貨を追いかける方が相場の動きを覚えやすく、1、2通貨の方が詳しくなるので私は絞るように言ってます。


1つの通貨でもMTF分析でいくつかの時間足で深く見ないと何も勉強にならないので、分析レベルを上げるためにすることを絞り、出来ることを深掘りしていくプロセスを踏んだ方がテクニカルは向上します。分析出来るようになれば1分1通貨でいくつかの足を見て直ぐに判断出来るようになるので、それまでは増やさない方が良いでしょう。



沢山負けるので、何か他に負けない方法がないか考え、レバレッジ1倍のスワップ狙いや両建手法、EAなどに逃げる方も多いですが、pips利益を得る裁量トレード以上に儲かることなどはありません。

戦略を立てて実行し短時間に利益を取るトレードが意図的に出来るからこそ、ずっと同じことを繰り返せます。



話を戻しますが、手法だけを凝ってみても分析が出来ていない上に実行の手段を考えても計画的ではありませんよね?

例えば、MACDでクロスしたからエントリーするというのでは計画がなく分析が足りないんです。こういうのはオシレーター手法であってテクニカル分析ではないってことです。


エントリーする時のチャートを見てるだけなのと、論理的な何か深い根拠があるのとは違いますよね?

そこまでトレードを考えないって方もいると思いますが、特に哲学的なものではなく、意図的に狙って繰り返し利益を取るためには深い根拠が必要です。

それがなく実行する手段の手法にだけ目を向けてる人が、テクニカル分析せずにエントリーして負けてると考えられたら、実行に移して成功させるには先を見通せる何かは別に持ってなければなりません。


勉強も同じで、いついつまでにこれぐらいのものを手に入れたいという計画なく、ただ闇雲に勉強していると言っても実力は上がらず前に進まないですよね。



他の人には見えていない何かです。

それが、勝てる人が見えてるチャートです。

分析×手法の両方を鍛えないと見えないものです。





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