★★ 分析は安全確認?

 




★★ 分析は安全確認?


先ずは、MTF分析は不要かどうか…



結論から書きますが…必要です。

MTF…マルチタイムフレーム…分析



分析と名がつくものですが、分析というほどのものでもなく、見ていて当たり前、トレーダーなら使えて当然の状況把握するための方法というものです。

これだけでFXを勝てるようになるものではなく、車の運転に例えれば、360度、ミラーを含めての安全確認・死角の確認みたいなものです。見てなかったからって言い訳出来ませんよね。


車は安全な道路を走り、安全で事故がないように注意しますが、FXで言えばその道路が天地逆になったり、急に落とされる穴をも確認しなければいけません。そういう中を自分が安全に通過するのがトレードなので、安全確認は出来ること全てをしてエントリーした方が良いですね。


では、色々時間足を見て判断することは、損失を出す以上にそんなに面倒なことなのか…




下記は異なる時間足のチャートですが、MTF分析不要論の方は、こういった状況も見ないということです。





片方では陽線、そこを下位足で見れば下がろうとしてますね?


トレードをするなら見逃してはいけない現在ローソクのほんのちょっとした動きです。タイミングを待たないとロングエントリーは建値からレートを下げられ直ぐに含み損です。



では逆にショート?

それも綺麗には取れません。スキャルをしてる方はローソクを見たままや動きが分かりやすい下位足オシレーターなどを見てショートを入れますが、単なるレート下げで止まり再び上がる動きを分かってなければショートの利確(小さいpips)をし損ねます。




MTF分析を不要とする場合、同じ時間足でトレードを勧める方が多く、それはMTF分析の目的自体を分かっていない場合があります。これは他のインジケーターでも同じことが言えますが、目的のために使う道具であって、表示したら使える(勝てる)ようになるものではありません。



勉強してみたけどMTF分析によって何を見れて、何を知れるのか、どう活かすのか、これが分からなければ一向に時間足の使い方が分からず、単独で見るしかなくなります。結局MTF分析は分からないから見ても一緒という結論なら、それはチャート自体を理解していません。


時間足は全部繋がっており、関係性や連動、各足の動きや表現が分からないと、トレンド途中の押し目の位置やその押し目かさえ見抜けず、ロングエントリーしてショートにやられるトレードになります。




私が必要だと言ってるだけ…のものではありませんよ。

分析法の良し悪しや手法を言う前の、基本の基本…ただのチャートの読み方がMTF分析です。


含み損を抱えたくなければちょっと見れば分かることを怠る方がトレーダーとしては失格です。するしない、使う使わないは関係なく、チャートから何か分かろうと思えば自然とするものがMTF分析です。


どんなものを覚えようと、誰に習おうと、エントリー精度は別問題で、上級者でも常に考えること。この基本を練習せずに初心者はいきなり難しい方を知りたがるからどんな手法も活かせられずに、これはダメ・こっちもダメで終わるんです。



通貨なら大した含み損でない場合もあります。それが下位足の戻し程度なら微々たるもので、通貨ペアによっては1時間足でも大した含み損にならない場所もありますが、その感覚のままゴールドなどをトレードした場合、大きく損切りを出す場合があります。即ち通用しないんです。

通貨だから通用してるテクニカルなどは使えない技術と思う方が向上しますよ。



例えばスキャルピングが得意というなら、同じようにゴールドや仮想通貨でやってみるといいでしょう。通貨でしていたトレードが通用しなければそのスキャルピングは優しい通貨のみ使えるものだと分かります。


スキャルピングは難しいことをしているというなら、デイトレは簡単というはずなので、簡単な方をやれば良いんです。しかもpipsを大きく取れて利益が増えますね。

トレードは簡単なことをやる方が良いので、敢えて難しいことをする必要はありません。



しかし、チャートという皆んなが見てる公道を事故(損)なく走って行くためには念には念をの安全確認(MTF分析)は不要だと言えないですね…

分からないからしないことと…不要というのは…意味が全然違います。

誰かが不要と言えば…人はやらないでいい楽な方を信じやすいですが、それが方向性を決めてる思考の問題です。見聞きしたものでトレーダーの将来や年数を左右されてるんです。

だから私はコンサルティング以外のブログで中途半端に分析やテクニカルを書かないんです。



どんな手法を選び勉強しようとMTF分析をしないなら、人より優れた分析はもう出来なくて良い選択をしたものと考えてください。ローソク1本分のスキャルは特にテクニカルも要らないトレードでそれがFXの全てでもないです。




分析とは、チャートの構造や動向、自分がトレードで利益にする現在レートから利確予定のレートまでの全部の動きを事前に把握することを指します。

ここでエントリーすると、ここまでは危なくなく取れると見切ってトレードするのであって、その途中で切ればスキャル、1日掛かればデイトレ、そこが長い区間ならスイングと分けて言ってるだけで、スキャルだけの分析があるわけでもなく、スキャルを特別扱いしてる人以外は、ただチャートの取りやすい幅の差だけのことです。



インジケーターや他に使用するボリュームや統計など、それらは確認していくための視覚や情報の材料に過ぎません。いくらファンダメンタルでチャートを語ろうとも、テクニカル分析せずにトレードするから失敗するので、分析なくしてトレードは成立しません。

◯◯通貨ペアは今後上がるとテクニカルの数日〜数週間後にファンダで聞いてロングを入れ、数円レベルの押し目に遭っても、2週間後に含み損から解放されれば正解トレードというアバウトな方法では将来思いやられます。



分析しなくてもトレード出来るならチャートそのものを見なくてもトレード出来るので、チャートを見てトレードする全ての人は分析の向上が結果に繋がります。

インジケーターを凝れば分析出来ていると思ってる方や、インジケーターを使わない自分は分析していないと屁理屈を言ってる方がよくいますが、チャート=ローソクを見てることが既にローソク足というインジケーターを見てるので分析していないは通用しません。


また、スワップ目的は技術を要するトレードとは違いますし、超短期のスキャルピングと日跨ぎ・週跨ぎのトレードで求められる技術もまたレベルが違います。


インジケータは分析法があってのものであり、単独で使用するのとは目的と深さが違います。ここを間違ってる人は本当に沢山います。何度も書いてる通り、FXはインジケーター(武器)も大事ですが、分析(武術)そのものの鍛錬が大事です。武器だけを振り回してもどうにもならないですね…

インジケーターで何かを見れれば良いと考えて使ってるのと、チャートのこれを分かるためにそれが絶対必要だという見方が違うんです。移動平均線で何も分からないって…それは目的なく使ってるからです。



自分のしたい方法やテクニック、使いたいものをチャートに持ち込んで分析〜トレードをして、成果が大きくないなら、自分がしたいことを抑えてでもチャートの動きに沿った方法を取り入れるべきですね。

やりたいことと利益を得れることは違うからです。


あなたが何かのメーカーだとした場合、自社のプライドで作りたい商品を開発するのは勿論自由ですが、それが市場で求められるものと一致しなければ売れませんよね。売りたいものを作るのと売れるものを作るのは違います。それはトレードも同じ。


このインジケーターを使いたい、ローソクだけでシンプルに見極めたいと拘ってみても、チャート・相場の動きを詳細に把握出来ないものなら戦闘力は低いままなんです。


やりたいことと勝っていけることが一致していればいいですが、まだテクニカルが一定レベル以上でない時に、理論・論理なく格好だけで選んでるものが相場の動きを読み取れるものの訳がないですよね?

読めていたら悩まずトレード出来ているはずなので。


チャートを読めるものでトレードする方が早く、素直にチャートが示す兆候を察知しやすいものを取り入れる方が理に適ってるってことです。そこに自己満足で格好を付けるような技だと思ってるものなどは要らないんです。


トレードの目的を見失うテクニカルの拘りは不要ですよ。ローソクだけでトレンドの入口や転換を先に説明出来ている人は皆無です。押し安値戻り高値などの過去ローソクのアバウトな目安で片付けられるほど転換は浅い分析ではありません。



それは置いといて、MTF分析をしないのは含み損をいくらでも耐えると言ってるトレードです。基本を飛ばした上にあるテクニカルは使い物になりません。

先行型でトレンドフォロー出来る分析をするならMTF分析は最低限の必須項目です。



エントリー精度は、慣れてくると疎かにしてしまったりしやすいものですが、だからこそ私は基礎の基礎で最初からこれを教えます。MTF分析も同じです。

この練習だけでも相当日数を使うものですが…そこまで大事に考えていない人は多いです。






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