★ 勝つための道順
勝つための道順
大枠で考えてください。
【1】知ること
本当に沢山の手法がありますが、手法とは技法ですね。
FXの場合、テクニカル分析=技術分析は、理論や論理、思考・概念で決める本筋があります。この中には計画して技術習得や利益を取っていく戦略が入ります。
そのベースの上に手法が乗ってくる。だからインジケータだけでは読めないと言ってます。インジケータ指標は1つの方法論であって、テクニカル分析の全部を補えるものではなく視覚的なツールです。しかし、大半はFX=インジケータだけでそれに終止してしまいます。
インジケーターは好きなもので良いんですが、本当の使い方はいくらでも奥が深く出来るので巷の情報で使用レベル・インジケーターの限界を決めないことが大切です。
私が使ってる移動平均線で言えば、一般的な考えや使い方は皆さんご存知でしょう。しかし移動平均線はそれだけ浅いツールではありません。アリゲーターやMACD、ボリンジャーバンドは移動平均線からの派生インジケーターなので、その元の移動平均線のみを覚える方が早いという点もあります。
そして私達の移動平均線の設定は根拠から異なり、大pipsを取れる使い方まで研究したテクニカルです。
手法は組み合わせを入れるともっと種類・パターンになってくるので千差万別で玉石混淆、その中から本当にチャート分析の理に適ってるもの、その道を探し出す作業が必要です。
多くの知識を入れたり、色々な手法に目移りするんじゃなく、各分野のものを多角的にセットしてチャートを読む方が効率が良いんです。
「1つでも深める」のが大変なのに、「それを探さないといけない」、さらに分析ジャンル数種の利点を熟知して活かして「組み合わせ」。
多くの人は探し出す過程でFXの深さを知る前に難しさを知って挫折しますが、恐らく1/100人ぐらいの確率で勝てそうなものに出会うというぐらい大変な運命の選択だと思います。
いや、選択してるというより単純に目に入るものや誰かが言っていたという程度のもので進めてるかもしれません。
そのものをするべき運にある人は出会うもの…
【2】本質を覚えること
何を覚えれば将来トレーダーとして生き残れる方法か、分析法なのか分かった人は、その道を極める入口に立てます。
覚えることは難しいかもしれません。どんなに高学歴な人でも一部の人しか解けないチャートですから。覚えるものが決まってるだけで後は努力出来ますね。
FXで覚えないといけないのは周辺知識ではなく、チャート分析・トレードで必要な大事なことを直球で入れないといけません。だからFX歴は何の証明にもなりませんよ。
勝てるようになるまで10年掛かったという人もいますが、1年の初心者でもその人より「もっとチャートを知ってる」人もいますね。
【3】身に付けること
2で覚えて終わりじゃなく、黙っていても出来る、何も考えなくても自然とチャート分析が出来る、起きて1分でチャートを見て直ぐに判断出来る、それぐらい熟す必要があります。職業の域を超えてその道のプロとはそういうものですよね。
覚えることの数十倍トレーニングが必要かもしれません。何故なら頭で理解出来たら出来たつもりになるから深める前にペースダウンします。
レーサーが机上でテキスト広げて覚えても、実際のレースで速くなりませんよね。数ヶ月でプロにもなれません。どの世界でも一流や上級者は皆んなの知らないところで人の何倍も努力しており、何回も成功してやっと1つ身に付いた(分かってきた)というぐらい研究します。
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【1】をクリア出来たら伸びていく人もいます。知れないがためにFX向いてないと結論を出す人も多く、覚えることよりも難しいのが【1】の巡り合う運です。
この段階で相当数の淘汰があります。努力量では誰にも負けないって人も、本気度がMAXでも、理に適った分析手段と出会わなければ一般手法の範囲でしかFXが出来なくなる運命です。
友達とキャッチボールしてるだけではプロ野球選手にはなれませんよね。でも99%はそれをしてるのがFXでもあります。
トレーダーが日々当たり前にしているテクニカル分析を説明する動画がどうして数百個もあるんでしょう。そんな数になる複雑な方法でやっているわけがなく、やっているとしたら見てる人は覚えられません。これらは閲覧数目的に作った手法動画だと分かりますね。
今やっているトレード方法の延長線上にプロの領域があると普通は考えますが、そのレールにはなく別の路線だったらどうするか。
考えもしないことかもしれません。それはFXってこういうものだとネット上の枠で考えていたら、全く違う路線は目に入らずその線上だけで進むからです。
何をしていても勝てるようになった人の言う事は、そうではない人には路線が違うから理解出来ません。その狭い思考を変えないとFXは突破していけない隔たりがあり、何かを見て世界観を決め付けた人が挫折する典型です。
ジャッキー・チェンさんのカンフー映画みたいに、最初はボロボロにやられてどうやっても勝てない相手でも、出会って訓練してその敵より実力を付けて勝ちます。
このようにFX歴10年以上の人を一年生が抜けば良いんです。テクニカル分析は玉石混淆(ピンキリ)ですよ。