過去検証の優位性。

 



FXの記事には過去検証は絶対に必要と書かれてるものが多いですね。


果たしてそうでしょうか?というのが今回お伝えしたい内容です。




頭が堅い

お役所仕事や日本人特有の仕事ぶりな方は、

「過去の例にない」

ということを言います。



未来は例にないことが起きます。

元首相が狙われた事件や、コロナのようなウイルスによる医療機関逼迫と経済的打撃。

例になければ対応出来なくて当然と片づける事はできませんし、予測して防衛策を練り、未然に防いだり早くに打開出来る対策も考えられるはずですが、やっていなかった想定により被害は拡大します。


過去の例になければ今これを例として直ぐに作ればいい。



FXも当然同じことが言えます。

いくら過去検証で利益になる手法でも、未来で通用していないから失敗が多いんですよね?

過去チャートなどは既に見てきたチャートであり、進行形では移動平均線が上であっても下に曲げて作られてきたチャートです。今見れば下になってても進行形では上だったチャートはもう載ってません。あり得ない動きであってもそうやって作られてきたものです。

遡って見ればこんなところは取れていたなんて誰もが思うことで、過去10年で通用してもいざ現在の相場ではどう判断するかと問われるトレードでは直ぐに判断出来ないのが、未来予測検証を怠ってきたトレーダーの典型です。


未来のことは誰にも分からないから過去チャートが大事?

最もらしく言う人がいますが、

現在〜少し先の未来を予測出来なければ投資・投機で利益を取ることなど全て諦めなければいけません。


短期トレードなら数分〜数ヶ月先までがポジション保有期間です。分からないところに何を根拠に投機をするかってことになります。


本当によく考えてください。スインガーが数100 pips抜くのに、30 pips程度先しか見えてないのにエントリーしてると思いますか?

株トレーダーが上がるかどうかも分からない銘柄を購入しますか?

何かしらの根拠があってやってるので、少し先の動きも分からないのに投機をやってたら博打ですよ?




過去検証が無意味とは言いませんが、こういうものは確認であって検証ではありません。

検証とは仮説と一対です。仮説を立てて未来に向けてテストし、その結果の統計を作る作業です。


100pips下でロング出来ていたらいくら儲かったなど、もう過ぎた話で今からいくら取れるか分かる方が何倍も大切です。


何も専用アプリなど必要ありません。早送りで見れる過去ではなく、その分析と手法テクニックで未来を予測して思うように進むかの経過を追って検証していくので、優位性ある分析が出来ているかは翌日でも分かることです。

そうやって積み上げてきたテストは、1つの手法に於いても自信になってきます。

どういう箇所では逆行され、こうしたエントリーは建値に戻る、インジケータがこう示す時はダマシが多い、波の把握には早すぎる段階、など自分の手法と照らし合わせた仮説と検証はいくらでも疑問を作れますし、1つ1つクリアしていける課題は無数にあります。


過去に拘るより、現在〜未来で見てきたチャートの特性による自身のノウハウや目は必ずトレードに役に立ちますし、未来のチャートでしか利益にならないからこそ絶対しないといけない最低限が予測検証ですよね。

野球で言えば過去の投手の分析は出来ているから次は打てると言うのと同じで、過去の例で自信を付けても新手の凄腕ピッチャーが出てきたら何も手出し出来ずに空振りする人です。

どんなものが来ても対応出来る・通用するものだけが手法や技術と呼ぶ、と私はそう考えてきました。トレーダーが少し先のローソクの未来が分からないって言ってたら何を見てどんなトレードしてるのか逆に聞いてみたいですね。

少し上がりそうだ…という目の前の動きだけでも20〜30pipsは取れますが、そういうトレードではエントリー後に物凄い不安に狩られてチキン利確します。先が見えていないから撮り損ねないように利確するので行き当たりばったり。次に入れたら逆行されてさっきの利益帳消しです



タイプが異なるトレーダー

過去のチャートが大事で、過去を見ればエントリー出来るというトレーダーもいます。しかしエントリーで見てるものは確実にチャートの右側なんですよね。当然ですが。

私は未来のチャートの動きを予測出来てこそ分析法というタイプのトレーダーです。少なくても他の人が想像付かない方法でその分析が出来るように訓練してきた研究があります。冒頭で書いたように、自力でやってる人が思いつかない方法で検証して手に入れてるものがあるんです。だから一般的な情報を見て出来ていない分析の人が分かるんですよ。


先に分かれば方向に神経を使わずタイミングのみに集中できますし、シナリオをいくつか組み立てると、仮に失敗しても戻ることが予測出来れば損切りしなくて済む事もあります。さらに早く切って、正しくエントリー出来るポイントも即座に分かります。

チャートは進むべき方向があって、寄り道が入って損切りを出す事もありますが、結果的に向かう方向性が予め分かっていれば全て臨機応援に対応出来る柔軟さがあるんです。









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