ロットやpips
以前にELDORADOブログでも書いた内容ですが、記事が古くなると読まれなくなるので、再度載せたいと思います。
トレードのロット
損切りのリスクや利確pipsの目安などは、設定や理想値というものがありますが、こちら側のトレーダーが理想を言っても、チャートがそうさせてくれるかは別問題です。
単純に…大きく利益を取ろうと思えば、しっぺ返しの時の損失も大きくなりますね。
FXはロットを上げればpipsは少なくても良いんですが、許容範囲の損失額を超えやすいロット、また証拠金維持率が低くなる不安から、エントリー後に待てずに損切りする可能性も高くなるので、やはり適切なロット以外は成功確率が低くなります。
②高ロット×短pips
④高ロット×長pips
下に行く程難しくなります。
pipsを長く抜く方が難しくなってきますが、高ロットでサラッと短pipsで利益を上げる事が可能でも、立て続けに負ければ証拠金の減り方が早くなります。
低ロットでスキャルの様に短く抜くと、利益が積み上げられてない時に、含み損を様子見して損切り額が嵩むと、これは取り返せなくなってくるので、ここで巻き返せそうとロットを上げるとそういう時に限ってさらに負けるものです。
大切なのはロットは常に一定です。
最初から短い利確で良いと思うから、何処でもエントリーしてしまい失敗します。
そういうのはロットを上げれば慎重になって減ると思っても、基本的に入れる位置(目線)が悪いと同じことを繰り返します。
1分足、5分足トレード
私流、というか私はこの様なトレードに否定派です。それには有無を言わさない決定的な理由があるからです。
分析やテクニックを真剣に勉強してる人なら殆ど使わない足ですよ。
トレードに慣れていない方や、分析力がない方、何か焦ってる方、スキャルピング重視の方はよく動く足で見がちで、急な転換で上下に振られて損切り貧乏になっていくのは殆どこのせいです。
短pipsの2〜5pips(2銭〜5銭)で勝った負けたのトレードや、そのテクニックって殆ど意味がありません。チャートを読めても読めなくても無関係で、簡単に揺らされるpips幅ですし、こういうのは国内口座の狭い固定スプレッドの方がやってるだけで、海外口座のスプレッドなら殆ど通用しないものです。
そんな1、5分足でテクニカルを見ても根拠などないと思ってください。だから急な展開に見舞われていつも損切りを出すんです。取れても小さいpipsで損大利小になりやすい。
波は下位足から起きますが、上位足の波に巻かれる。と言えば理解出来る人には分かりますが、もっと言うと、上位足の上下の細かい動きを下位足で記録してるチャートと思ってください。
どこにでも高安値ができればダウ理論すら効きません。
記録してる下位足に根拠や力などないんです。上がる様に見えてもそれは上位足が伸びてる過程を分刻みで記録してるローソクなだけで、下位足を見て上昇だと思ってもショートの一時的な戻りを知らなければ損切りです。簡単に言えば短pipsトレード用で損切りに遭いに行ってる様なものです。
分足を上げれば含み損も大きくなるっていうのは、単にタイミングの分析が出来ていないからです。
上位足を確認して下位足でトレードというのも一般的な話ですし、テクニカルが分かってるトレーダー(人による問題ではなく)であれば1、5分足でトレードしろとは言いません。
pipsを取る必要性
前述の様に、ロットを上げて短pipsは分析が出来る人には難易度を下げて簡単であっても、損切り貧乏になりがちな人には不向きですし、下位足で根拠なくトレードしてる人にはリスクしかないので、大事な事を説明します。
FXは、
①利益を取るよりも減らさないことを優先。極力減らさず取っていくので優位性を分析力で見出す必要があります。
②実行レバレッジは適切〜低く、いつもロット計算をして常に一定。急がば回れです。
③最低10pips、20〜30pips取れそうにないチャートではトレードしない。取れるところでは簡単に行くpipsです。
④テクニカル分析が大事。殆どエントリー前に決まる。
⑤方向が合ってても取れないのはタイミングの問題。「より低くロング」、「より高くショート」。
ロットは証拠金に対して考えてください。
実行レバレッジを下げると、損切りしても損失は大きくならず、30pips取れるトレードが出来れば回復が早くプラスにすることも早くなってきます。また、非常時にナンピンを入れて回避もできます。
余裕でpipsを抜けるテクニカルとテクニックなくしてトレードに余裕など出ないし、いつまでもせっかちで追い込まれた精神状態の様なトレードをさせられてるのは、まだ技能的に安定していないからです。
あと、どれだけ技能が上がっても、ポイントで自分を信用して入れれない性格というのもありますが、失敗を恐れていてはお金は増えません。
損して得取れって言葉があるので、ダメだったらその時です。しっかり分析出来たなら入れないことには利益になりません。
時=チャンス=利益